女の子が変になる理由

ドキュメンタリーが好きで、You Tubeでドキュメンタリーを
見ているんだけれど、そのドキュメンタリーの中で整形を決意した
女の子たちの物語があった。

彼女らは整形したあと、コンテストに出場するのであるが
そのコンテスト後の交流会で女性たちはおのおの今まで抱えていた
自分の顔や体型へのコンプレックスを吐露し、それに周囲の女性たちも
涙して耳を傾けていたのだった。

ドキュメントの中では二人の女性にスポットをあてているのだが
どちらの女性も見た目は非常にカワイイ感じである。
しかし、彼女たちは自分の容姿にたいして絶対的なコンプレックスを
抱えているようで、化粧をするのに５時間もかかったり
小学生のころ、目が狐みたいと言われてショックで１０年も
家に閉じこもっていたりしていた。

彼女らの育った家庭なども映し出されるのであるが
彼女たちがこうしたコンプレックスの渦に飲み込まれて
しまったのは身近にいた家族がちゃんとフォローしてあげなかった
ことが原因なのではないかと思ったのだった。
その原因は特に母親にあるような気がする。

それほど不細工でもない娘とタレントを比較し
不細工だとか顔のどこがだめだとかそういうことを
平気で言う。さらに言えば整形するに至った理由についても
へーという感じで涼しい顔で聞き流す母親たちの姿。

ここ最近自分も比較して痛烈に思うことなんだけれど
女の子が変になる原因って、多くの場合母親との関係の不和に
あるようなきがするよ。拒食症になったり、精神病になったり
何かに依存して生きていたり。
私みたいに一切人との関わりを断っている人だって結構多いと思うよ。
かくいう私も中学時代はおそらく問題児だったと思う。
しかし、母親はそれについては、私が変な子供だったの一点張り。
ただ一言、ごめんねって言って欲しいだけなのに母親って
娘に対してなかなかそれを言わないよね。
それは自分が保護者でお金を出して養ってやっているから
生活の面倒を見てあげているからという面目で言わせないように
しているような気もする。
子供に口答えされて、じゃあ出て行けという母親はおそらく
自分が子供を養ってやってるんだから文句言うなっていう
建前なんだろうなと思う。でも、それを言われちゃ何も言えなくなってしまう。
そうした生活のなかで膨らんだ自己承認欲求みたいなものが
大人になって歪んででてきてしまう。
おそらく多くの女性達がこうした呪縛に苦しんでいるような気がする。

そんな女性たちをみるにつけ
早く自分を認めてくれる世界を見つけて
生きたままの自分を愛してあげられるようになってほしいなと
思うのだった。