それでもご飯作る

昨日から母親が寝込んでしまい
結局丸一日布団から起き上がってくることがなかった。
あまりにも静かなのでまさか死んでいるのではと
心配になったのだが寝返りをうったりしていたので
死んだわけではないようだった。

とりあえず、いつ起きても何か食べたり飲んだりできるように
テーブルの上にはおにぎりと栄養剤入りのジュース
スポーツドリンクなどを常備しておいた。

普段料理を作るのは私なのだけれど
母親が寝込んだからといって料理を作らないというわけではない。
あくまでも母親の体調を優先してご飯を作っているつもりなので
今でも病気が治ったら何が食べやすいかと考えている。
夜中に起きてもすぐ食べられるように、レトルトのおかゆなんかも
購入してきたし、喉越しのよいものが食べやすいと思い
茶碗蒸しも用意している。

はっきり言って、私は今まで自分のことを
死ねと言ってきた母親は嫌いなんですが
私は嫌いな人間の思った通りの人間でいることが嫌なので
ある種復讐のつもりもこめて看病しているのだった。