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2017年02月11日09:16

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人口移動報告を読み解く

(山のように仕事が溜まっているので中国地方の報告は来週に延期するとし
て)総務省統計局は先日、住民基本台帳に基づく昨年の人口移動報告を公表。
いまは日本中で「人口減少社会」がキーワードになっているだけに、このニュ
ースが気になった人も多いのではなかろうか。昨年は移住元年ともいわれた年
で、田舎暮らしにも多少の関係はある。私なりにデータを読み解いてみたい。
 プラスに転じたのは東京の約7万4000人を筆頭に、埼玉、千葉、神奈
川、愛知、大阪、福岡の7都府県。三大都市圏、とりわけ首都圏に人口集中が
続いている。これは2014年の増田レポートでも指摘されていたことで、い
びつな人口バランスが是正されていないのだ。大学や企業が大都会に集中して
いることを示しており、若者がいちど地方を出ると都会人に加わってしまうの
である。都道府県間の移住者数は2年ぶり、東京圏への超過数は5年ぶりに減
少しており、わずかながら歯止めがかかりつつあることも事実だが。
 では、人口減少が高いのはどこか。筆頭は北海道の6874人、お隣の青森
も6323人、地震のあった熊本も6791人と多い。よく話題になる沖縄は
今回も272人と減少数がもっとも少なく、またマスコミのネタになりそう。
仕事は決して多くはないのだが、住めば都なのだろう。気になる福島は東北で
は青森に次いで5839人と多く、厳しい現象が続いている。でも、ほとんど
の県が減少傾向にあるので、どの自治体もその対策が政策の柱になるはず。移
住ブームはさらにヒートアップしそうだ。
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