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2016年10月08日20:41

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イジくり続けて、30年?

前回行った、ラジコンの最高速チェック時に大問題として露見した
タミヤホーネットの足回り。

長穴式ローリングリジッドのリアサスが、構造上の欠陥を抱えている。
パワーONで、ギアボックスが反トルク作用で回ってしまい、リアサスを完全に伸ばしてしまう。
(スクーターのスクワット現象と理窟が同じ)

こうなると、もはやリアサスは無いのと同じ。
ギャップを踏んだら、ピョンピョンと元気に飛び跳ねる事になる…
きゅるるる、る、る、 ぽん、ぽん、 ぽぽん! がしゃーん

まあ、前から承知していた欠点なのだが。
このマシンがデビューした1984年当時から、この欠点は指摘されていて
メーカーやユーザーが色々と試行錯誤して、色々な方法を編み出し…
絶版になって、他の高性能車が出て、いつの間にか忘れ去られていった。

2005年に復刻版が出ると同時に、飛びついたのが現在所有するホーネット。
最初からサスは大して触らず、ピョコピョコも「味」として受け入れる方向で楽しみましたが…

いよいよ、手を入れてみます。
80年代当時には無かった技術、創意と工夫、ヒラメキ、こだわり、低レベルな思考などを
フルに活用して、跳ねまくりマシンに再挑戦。


リアサスにアンチスクワット機能を導入します。
BMWのバイクと同様の「パラレバー」の概念と取り入れて
ホーシングを丸ごと、ダブルトレーリングサスとして動かすようにロッドを組みます。
コレで反トルクはサスを伸ばす方向に作用しません。

しかし大問題なのが、スペース。
モーターとホーシングが大きく動くので、余っている空間が非常に小さい。
ノーマルのルックスを保つために、メカの配置を大きく変えないというのも制約になる。


…試行錯誤を重ねて、何とかカタチになった。
全てボールジョイントリンクによる接続なので、作動が非常にスムーズ。
ピッチ(縦方向)、ロール(ヒネリ方向)も、十二分なストローク量を確保。
ノーマルに近いシルエットも、そのまま維持に成功。

程々のパワーユニットで、少し走らせてみたら
ケツが暴れる挙動がほぼ皆無になりました。
コントロール性能も飛躍的にアップし、普通のラジコンみたいになりました。

今度は最高速の記録の更新を狙える… ?
本来の用途である、オフロード爆走も余裕でこなせる… ?

30年を超えても、童心に帰って夢を見せてくれる魅力的なラジコン。
それがホーネット。
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