2016年4月17日「人にはできないが神にはできるのです」（HBOのM先生）

「幸せのバランス」というイタリア映画がある。主人公は浮気をし妻に責められる。責められ続けると「お前（妻）にもこういうことがあった」と攻め返し始め大喧嘩になった。罪の責任を自分でただそう、理由を付けよう、反撃しようとしてもうまくいかない。

ある議員は良いことをしてきた。しかし神の基準には合わない。我々は神様の前に立つとき初めて自分の本当の姿が分かる。他人との比較では分からないのだ。議員は良い生活をしてきたと思っていたが本当に救われるかどうか確信がない。

クリスチャンホームで育った人も同じ。生ける神様の前に立つことが必要。まずイエス様は十戒の最初の半分を守っているか聞かれた。その人は「幼い時から守っています」と事実を答えた。それは行動についてである。イエス様は「人は行いで救われるわけではない」と言いたかった。そして「持ち物を売り払い、貧しい人に分け与えなさい」と言われた。行いだけでは限界があることを示すためにこのようなことを言われた。ルールを守っている自分、頑張っている自分にこだわるだけにならない。愛が必要。

自分には限界があり神様により頼む生き方をすることが必要。財産を手放す。今まで真面目に生きてきたことによる賞賛、自分で頑張って得たものを捨てる。議員は立法を守る生活を選びイエス様の下を去った。ユダヤ教世界で認められた生活を手放すことができなかった。