mixiユーザー(id:2752292)

2016年02月22日15:40

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試乗記 Scout/Nukeproof

機会があって、27.5”AMバイクを貸してもらえました。
しかも、セッティングをいじってもOK。
かなり、自分なりに乗る事ができました。

Bike: Scout/Nukeproof Msize
Fork: Sektor/Rockshox 140mmST
wheel:XT/Shimano 32H + Carbon rim/Nonbrand
Tire: Crossmax Quest/Mavic 27.5x2.4
Handlebar: 760mm + 40mmStem
Rider: おっさん 176cm 61kg JPN

このバイク、下りが楽しかったです。
26"とほとんど差異を感じずに、アクションを起こせます。
それなのに、走破性は29"には及ばないものの、差を付けられません。
ガレたり、根っこバリバリのところでは、バイクに任せたり上に逃げたり、選択ラインが豊富です。

とは言え、その印象は車輪の影響も大きいです。
車輪が軽るくてしなやか(柔いとも言えるか)だからです。
前後が軽いからか、アクションでバイクの重さが気にならない。
あと、軽いお陰かガレ場で車輪が上手く上に逃げます。軸でみる慣性力(ベクトル)を変え易い、とでも言いますか。それもあってか、失速は抑えられていたようです。
ただ、横方向の入力では特にダンシング踏み抜き時にニゲを感じるし、縦方向でも慣れないうちはスローパンクと一瞬勘違いします。

フレームは極端にトップチューブの低いスタイル。
見てくれは非常に硬そうですが、外からの入力は意外と穏やかです。
車輪がバッファになっている感もあります。
しかしながら、チェーンステーとBBを繋ぐヨーク部と、前進したシートステー/トップチューブ接合部、パイプにも工夫がありそうです。

フロント周りは見てくれ通り、しっかりしてます。
ヘッドパイプが短いので、ハンドル高さを抑えられるのが嬉しいです。
また、キャスター角が利きますね。
中速以上での直進安定性が高く、失速しづらいです。その速度域で、上手くフォークに仕事させる角度なのかもしれません。
ステム長とトップ長の組み合わせも利いているのかも。
ただ、良い事ばかりでも無いようで。
低速域でのステアの切れ込みを感じます。スタンディングスティルがしづらいですが、腰位置を後ろめにすることにより、慣れる範囲です。
上り返しで、ハンドルを抱え込むようなペダリングフォームになりがちです。ヘッド角からか、ハンドルを使ったダンシングは、ステアが動いてしまい、ふらつき易いので、慣れが必要かも。

先にも述べた直進安定性ですが、ホイール径やキャスター角だけでなく、それによるロングホイールベースも利いているようです。
なので、全長も増えてます。DokkeAM/GDに比べて、ざっと見ても7cmくらい違います。
そのせいか、低速ターンの旋回半径が増えます。
実際、従来通過できたところで、どうやっても突っ掛かりました。

この冬、初めて里山に雪が積もる前に、前回のParadox/Bansheeと同じルートで撮影して比較してみました。
ライディングのイメージやペースは変えずに、編集もほぼ同タイミングです。
分かり辛いかもしれませんが、動きの差を感じてもらえたら嬉しいです。
https://www.youtube.com/watch?v=bNES5ubMVVw
余談ですがこの動画、どこにもリンクを貼らずに上げておいたら、いつの間にやら150回以上の再生数になってました。
しかも、その多くが海外です。海外では人気があるフレームなんですかね?
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