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2015年12月31日11:32

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「DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧」を観ました

ちゃんと前売り券を買って観てきました。
前売り券を買うとチケットホルダーがもらえるのですが、これが公開される劇場によってプリントされている絵柄(歴代のアルバムジャケット)が違い、静岡は「ORANGE」でした。
このアルバム、出来は素晴らしいのですが、映画の中では低迷期の作品として(実際、売り上げは落ちたらしい)取り上げられているんですよね・・・。
でも、静岡らしい気はします。

内容は、デビューから今現在までの歴史を一気に見渡すもので、はっきり言って2時間で足りるものではありません。
そこで、この映画ではほぼ音楽面に絞っています。
アルバムのリリースごとに駆け足で過去を振り返る部分と、2014年のフジロックのライブ映像、そして関係者へのインタビューで構成されています。
本人達は一切登場しない、というか、係わっていません。

石野卓球の家にあった映像素材から持ってきたレアな映像(舞台裏とかどうでもいいような映像が主)も観れますが、基本はライブ映像。
これを観て分かるのは、やっぱり今が一番カッコイイということです。
音の強度やアレンジ、パフォーマンス、すべてが素晴らしいバランスです。
サービス過剰だったり、逆に不愛想過ぎたりする過程を経ての、良い意味で力の抜けた今のライブはとにかく楽しいです。
特に「FLASHBACK DISCO」の盛り上がり!
サウンドトラックにもライブ音源が収録されていますが、とにかくまたライブに行きたくなりました。

メジャーデビュー以来のファンなので、目新しい話は特にありませんでしたが、とにかくあっという間に終わってしまったという印象です。
1時間くらいに感じました。

残念な点は、フジロックの映像も良いのですが、やっぱり多彩なゲストや元メンバーを招いた「塗糞祭」をクライマックスに持ってきて欲しかった事です。
素晴らしいライブだったのに、一部をwowowで放映したのみで、なぜかDVDにもなっていないんですよね・・・。
どうにかして欲しいと思っています。

元メンバーのCMJKがパンフレットで「この映画を観て一つだけ良かったと思えたことは、大人になるってのは悪いことでもないなあということ」と書いていました。
彼らを観ていると本当にそう思います。
今がこれまでで一番良い状態だからです。
これまでの活動で、やるべきところはやり、やるべきでないことはやらなかったからこその、今のポジションだと思います。

好き放題にやっても「電気じゃしょうがねえな」と思わせられるような状態は、周りから見てもとても羨ましいのではないでしょうか。
そういう大人(オヤジ)になりたいものです。
そのためには、自分にも他人にも誠実に生きるしかない。
酷い映像(不誠実なものを多量に含む)ばかりなのに、不思議とそう思える映画でした。

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