前回、4WDに改装したラジコンの走行テストをして露見した
問題点の対策をしてみます。
問題:「曲がんねえ〜」 「旋回で減速しまくる」
前輪を駆動しつつ、回転が合っていないので横グリップに乏しい。
前後が直結する4WD特有の、タイトコーナーブレーキング現象。
どれも、前を駆動するシステムそのものがワルサをしています…
実車だと通常走行は後輪駆動2WDで、後輪が滑った時に前に駆動を伝えて4WDという
両者のオイシイ所取りをしたシステムがあります。
スカイラインGT-Rで有名ですな。
実は、ラジコン界にもこういうシステムがあります。
「フロントワンウェイ」と呼ばれ、前輪の駆動系統にワンウェイベアリングを入れて
通常走行時は2WD、後輪がスリップして前輪より多く回ったら
ワンウェイベアリングがロックして前に駆動を伝えて4WDに変化します。
(80年代初頭からあったりする…)
オプションパーツの「4WDフロントワンウェイユニット」を装着します。
コレを装着すると、グリップさせて旋回中は内輪差によって前輪のほうが早く回るので
ワンウェイがフリーになり、2WDになります。
よって、タイトコーナーブレーキング現象は起こりません。
またこの時は前輪を駆動していないので、タイヤを横方向に使えます。
すなわち、シャープな旋回性を取り戻せます。
ちょっと走らせてみたところ、2WDの頃なみに軽快に旋回できました。
ここで、ふと考える。
何のために4WD化したのだろーか…??
写真はワンウェイユイットと、外したフロントデフギヤユニットです。
実車ではよくわからないデフギヤの構造や動きなどは、RCだとよくわかりますな。
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