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2015年06月30日05:06

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よもすがら消えかへりつるわが身かな涙の露にむすぼほれつつ 華山院[花山院]御歌

よもすがら消えかへりつるわが身かな涙の露にむすぼほれつつ
 華山院[花山院]御歌
 題しらず
 新古今和歌集 巻第十四 恋歌五 1348

「夜通しもう死んだように過ごしたわが身だな。涙の露に閉ざされたまま。」『新日本古典文学大系 11』p.394

消えかへり 「かへり」は強調。「消え」「むすぼほれ」は露の縁語。
「露に寄す変る恋」。

花山院(かざんのいん 968-1008)日本(平安時代中期)の第65代天皇。在位984-986。冷泉天皇第一皇子。第三勅撰和歌集『拾遺和歌集』を親撰。後拾遺集初出。勅撰入集六十八首。
http://goo.gl/iAcUje http://goo.gl/T9NQvS

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