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2015年06月24日05:35

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あだなりと思ひしかども君よりはもの忘れせぬ袖のうは露  道信朝臣

あだなりと思ひしかども君よりはもの忘れせぬ袖のうは露
 道信朝臣
 題しらず
 新古今和歌集 巻第十四 恋歌五 1342

「うつろいやすいものだとおもっていたが、あなたよりは物忘れせず、恋しい時にはいつも袖の上に置いている露です。」『新日本古典文学大系 11』p.393

浮薄な相手と恋しさに涙にくれている自分をくらべて恨む。
参考「露をなどあだなるものと思ひけむわが身も草に置かぬばかりを」(藤原惟幹(これもと) 古今 哀傷)。
「露に寄せて頼むる恋」。

藤原道信(ふじわらのみちのぶ 972-994)平安時代中期の公家・歌人。拾遺集初出。勅撰入集四十八首。隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では大僧正行尊と番えられている。小倉百人一首 52 「明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな」
http://bit.ly/1gE9V3x http://bit.ly/1ofIuD9

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