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2015年04月22日13:14

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GMによる卓の支配というと

人によってイメージの良し悪しが変わるところでしょうが、
そもそも「PLが自由に楽しむ」という高度スキルを、みんないつ頃身に付けたかしら、というお話。
私、まだ身についてない……というとコレだけ経験積んで何やってんのって感じもあるが
でも安定して確定再現できるかっていうとやっぱり自信ない。

「周りの人のためになっていないと、自由とは呼べない」だろうしねえ。

自由とは、他者のために使うものだ。
自分のために使ったら、それは我が儘という。
というのは芝村の末姫の言葉だったと思うのですが

PLがこの境地に至れないことが見えているなら、
しっかりと「楽しく支配してやる」ことの需要は、通常の枠を越えていや増すわけで。

とりわけ新人相手なら、
「右も左もわからない砂漠に放り出され」て、「どこへ行ってもいいよ」とか言われる自由なんて
何の娯楽性も帯びないわけで。

誰かが敷いた道、その先にある国の案内、選ぶ基準になるガイドブック、
ソレラを通して「好きなほうを選ぶ」のでなく「行って欲しい方を選びたくなる」ほうが
とりわけ新人ならどんなに楽か。



土曜日はモノトーンミュージアム、けい氏GM。んむ、度胸は頼もしいは頼もしいがの巻き。
日曜日はBoA、私GM。300年も追加の寿命が出来たなら、ジングの国への帰り道を調べておいてくれの巻き。


モノトーン、新歓のテストプレイなわけですが
この卓は1月に一回やったところです。
その後どんなもんかなと思っておりましたが

とりあえずGMに「しかられる度胸」がついている部分が大きい(プライベートでの環境から得た物のようですが)。
成長の速度と直結するものじゃないですが、折れる確立がぐんと低くなってるようではあります。

いざや内容はというところですが、
うーんなかなか。
やはり「GMが卓の主導権をとる」という部分への挑戦が
どうしてもネックになりますね。


モノトーンのような、
FEARゲーの中でも特に描写性の強い(なにしろ、”童話の世界”、”御伽噺の世界”ですから、”読むような”テリングがないと始まらない!)
ゲームの場合、
とりわけ新歓なんだとするなら、シーン内での描写は全部GMがやってしまうくらいにすべきで、
GMが起こした描写に対して新人PLがリアクションする形での「セリフ」や、最低限の行動宣言以外は
GMの(濃い)シーン描写で埋まってしまうくらいの勢いが欲しい。
…あくまで、意識としては、ですが。


この手のテリングの時にご法度なのが、
最序盤に「さて、君のPCは今何をしていますか?」とPCに聞く事。これは本当にやってはいけない。
というお話が出ました。
これ、ソードワールドでも議題に上がったんですが、
右も左もわからない人に聞くことじゃないんです。
何をすればいいのかわからないからこそ新人のはずですから。

PCが何をしているだろうか、というイメージをPL(特に新人の)が持てる状態と言うのは、
自分のキャラクターが置かれている情景を細かに想像できたときで、
そしてその周りの環境から、何らかのアプローチがあったときのリアクションが一番そのイメージを構築しやすい瞬間です。

つまり、
PCのいる空間がこういう空間で、
コレコレな人達がこうした会話をしていて、
君にもこのようにはなしかけてくる。
君はなんと答える?

というくらいに「答えを絞れる」質問であれば、新人さんとて何らかの返答もしやすいと言うものですが、



ふわっと「君のPCは今何をしていますか?」といった漠然とした問いを出すGMというのは
8割がた、そうした本来必要な描写を、
またイメージを絞りやすいリアクションを引き出すための声かけを、
まあまずもって出来ていないことがうかがえます、と言うお話し。


もちろん、シーンの開始描写からPLに任せて、そこからテリングのネタをもらって広げていけるGMもいますし、
その描写がシナリオの盛り上げに役立つレベルのPLも沢山いますが、

いずれやはり、新入生相手に求めるPLレベルでも、
2回生GMで安定できるGMレベルでもないかな、ということではあります。

結局、
いかに会話の開始・進行・終了を支配しながら、
「リアクション」という形でその会話っぽいものに相手を参加させるか、
という限りのことではあるんですけども。



新歓までせいぜい3週間ってとこでしょうか。
みんな頑張れ。




BoAは
もうちょっとざくアクネタで引っ張っていくの巻き。
メニャーニャをメインで出せましたからね佳境ですね。


原作の帝都VSハグレを
天慧院VS邪術結社、
聖痕者VSまつろわぬ零落神たち、の形にどのくらい落としこめるか、という感じになってきてるんですが

「あの頃に帰りたい」と言う気持ちは
「時代にハグレている」でいいような気がしたのと

サバ缶さんの「演目土蜘蛛」


(以下現在二話まで)
が大変興味深かったので

召喚師に頼って故郷に帰りたがってるハグレは、
強国に滅ぼされた土蜘蛛系魔神とその巫女さんにお願いしました。
害悪特性でバステてんこ盛りの蜘蛛の巣でがんじがらめにした後、
巫女さんが∵戦鬼∵で殴る殴る

をしようと思ったが、カバーリング登場ルールをふんだんに使ったトループ召還によって
バステのかかってないユニットによる防御が普通に行われてしまうという……。



PCのお仕事としては

PC1:天慧院から、過去追放された天才的な召喚術師をもう一回吟味するとして、その後輩がやってきたのを、天才の元に届ける
PC2:ハイデルランドから遠くはなれた地に故郷を持つ同郷のものに、「天才的な召喚術師が、故郷への次元を越えた道を開けてくれるらしい」と言う噂を聞く
PC3:大昔のタタリ神に受けた呪いを解除するために、その神を斬ったPC1の剣が必要なので盗んで来て欲しいと依頼される


と言う形状で、
闇の眷族を中心に「あの頃、あの場所へ戻りたい」と言う人のための大規模次元移動ツアーを
ある天才的な召喚術師が企画してますよ、と言うお話。

場合によっては歴史改変に抵触する可能性さえあり、
そもそも闇の眷族の願いを単に大量に叶えるってどうなのよという問題も含め、
そんなことしたら「天慧院での再吟味」の時に火あぶり直行になる可能性が上がる一方なんですが、
まあソレより何より、
「あの時タタリ神が真教に巻けて死ななければ呪いを受けることもなかった」(というか、その戦争の時に殺戮者になってしまった)
ので、
その歴史を変えてタタリ神が勝つ未来を作ったら、呪いなんて受けなくていいんじゃないかな?

という目的が見え隠れする「帰還希望者」筆頭の毒蜘蛛の魔神を阻止しないと
結構危ないんじゃないか、ということが取り沙汰され、

しかしPCやソレに親しいNPCにも「出来るなら故郷の土を踏んでみたい」派がおり、
今回の儀式をどこまで否定するか、
誰と戦うべきかを
それぞれ見定めてもらうような。

(まあ結局毒蜘蛛の巫女さんは”あの時さっさと裏切って真教に寝返っていればよかったのでは、タタリ神なんて後ろから刺してやる”とか思ってもいたようですが)


挙句フィニスのPCがちゃんと土蜘蛛を過去に返してやりつつ、自分もついて行って過去を変えすぎないよう監視するエンドと言う……
おお、あんまり想定してなかったエンド。つうか300〜400年間を二周目やるのかよあのキャラ……大変だなあ



しかし自分で演じて思うが
メニャーニャはいいツンデレだが
なかなかテクニカルなツンデレだな。
理想が先にあって環境がソレに追いついてこないあの手の思考は
演技用とはいえ思考サーキット回す作業そのものが楽しい。

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