これも「お役目」ざんす！

さてさて一部各位にご心配をおかけしてしまったが、３０日夕方に予定より約１日遅れで帰国した。


一日遅れ・・・というのは、マドラス空港から乗るはずのタイ航空バンコク行きの便が、欠航してしまったからである（爆）。

チェックインの段階で、カウンターには「遅れ２時間半」というお知らせが表示されていた・・まあそれでもバンコクでの乗り継ぎには充分余裕があるので特に問題はなかったのだが、イミグレを通り（出国手続きを済まし）セキュリティチエックの前で待機していた（昨今「液体入りペットボトル」は持ち込み禁止で強制廃棄になるので・・）。

ふと気がつくと、「遅れ２時間半」の表示が消え空白になっている・・・で、結局「キャンセル」になってしまったわけだ（笑・・原因は「テクニカル・プロブレム」らしい・・）。


・・・まあ私ももう５０回ほど国際線に乗っているので、これまでにもキャンセル食らったり、大幅な遅れで「食事＆ホテル」の提供を受けたり他社便への振り替えなどの処置を受けた事も何回かあるので、こういう事態そのもので慌てたりする事はないのだが、これまでは幸いにして？それはインド以外の国での出来事であった・・。

でまあ、今回のタイ航空の「対応の不手際ぶり」はもうお見事としか言いようがない程に、とてつもなく「インド的不合理の大混乱」を絵に描いたような喜劇的なものなのであった（笑）


結局明け方近くになってようやく「ホテルを用意する」ということになり、イミグレを逆戻り（出国取り消し）し、何組かに分かれてマドラス市内のホテルへ・・・安宿しか泊まった事のない私には身分不相応な立派なホテル（１泊３０００ルピー）であった！

類似の事態を経験された方ならお分かりであろうが、こういう時に最も「始末に終えない」のは、「情報が全然入らず、先の展開がさっぱり見えない！」ということであろう・・・実際全くといっていいほどタイ航空から連絡が来ない（怒った連中がバンコクの本社にまで何度か電話をかけたが、クレームと判りきっているからかさっぱり繋がらない！・・爆）

実はホテルはマリーナビーチに近い場所だったから、たとえばこの後何時にピックアップする・・とかが分かっていればぶらぶら外出もできようが、「いつ連絡が来て、行動が起こるのか？」が不明では、結局ホテルに「軟禁状態」になったも同じである（爆）


さてさて「軟禁」約１２時間して、ようやく晩６時にピックアップするからそれまでにチエックアウトするように・・と連絡が来た（わずか３０分前になってようやく！である）・・・でまあ、結果的にはそれぞれの行き先に応じて「他社便振り替え」となり、われわれ大阪組はシンガポール航空で帰還することが出来た次第（成田組はシンガポールからはJAL接続だった模様）。


・・・まあ傍目から見れば大いに災難なトラブルなのだが、これまでの体験上「神様は決して無駄はされない！」と確信できている私は、「さてこれはどういうことかなあ？」と思っていたのだが、その答はすぐに判った。

私は英語は大変不得意なので、こういうトラブルがあるとかなり困惑するのだが、今回東京在住の日本人の「素敵なおねーさん二人組（それぞれのパートナーも入れて４人組）」がいて、このお二人というのがもうべらぼうに英語が堪能で、ほとんど喧嘩腰でタイ航空とやりあってくれて、まあ私はすっかりそれにくっついて行動を共にしていたわけである（笑）

で、この４人初めてのインド旅で南インド約１週間との事だが、よくよく話を聞いてみたら、観光だけでなくアンマー（アマチのおっ母さま・・現代インドを代表する大変高名な聖者さん）のアシュラムにも行ってきたそうで、スピリチュアルな領域にもかなり興味がある・・との事。


こうなると私も業界関係者である（笑）、皆さんはラマナに関してはまだご存じなかったので、早速アルナーチャラ＝ラマナ、そしてラマナアシュラムについての「宣伝屋」営業業務を一席ぶつことになり、大いに興味を持っていただいた模様であるし、ヨーガクラスの方にも参加していただけそうな感じでもある・・・。

もし今回のトラブルがなかったら、単に「ああ日本人がいるなあ・・」で話を交わすことすらなかったであろう・・・やはりご縁というのはどこでどう展開するか、そしてそれを「お導き」なのだ、と理解するか？が重要であるか・・というような感じで一同大いに最後は「こういう意味だったんでしょうねえ！」と大いに盛り上がったのである。