TAAF2024『〜アジアン季節風〜中国短編アニメーション作品集』で鑑賞。
会場はTOHOシネマズ。入場時にポストカード2枚を配布。
短編5作品を上映。中国のパワフルさがぎっしり。最初の『お父さん!キャッシュレスと戦おう!』が身につまされる(いや、自分、出来るけど)。
『お父さん!キャッシュレスと戦おう!』
何もかもスマホ決済になった中国でバスの乗車や銀行振込に苦しむ父と、見守る息子を、タイムリミットが迫る電脳世界での戦いに喩えて描く。
見守る息子の脳裡にかつて若い頃の父が自転車乗りをサポートしてくれた思い出がよぎるのがいい。3DCGならではの電脳世界での戦いに、パスワードを求めてくるモビルスーツ風ロボットや、顔認証、銀行連携と次々と出現する強敵。朝鮮人参や配信サイトの誘惑をクリアして進む様に共感。
苦闘の末にバスの認証が通った時、はじめは迷惑がっていた乗客が一斉に拍手する様に思わず目頭が潤む。画風も好感度。
『宿〇(変換困難)』
将棋風のバトルゲームに興じる幼馴染の老人二人。互いの境遇は違っても友情は続く。
3DCGで輪郭くっきり。
『夢喰いキノコ』
モノクロのぬめるような画面に展開のクライムストーリー。怪しい効果を持つ茸だけが禍々しい赤紫で浮かび上がり、『マタンゴ』を連想。
『ボトルサンダー』
原色チカチカの格ゲーアニメ。ダイレクトアニメ風アブストラクトも。すっかり視力をやられる(>_<)。
『夜猫』
多摩美の野村辰寿先生プロデュース。ファンタジックな猫の惑星に暮らす孤独な火猫と水猫。手描きかCGか不思議な画面。
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