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2024年01月04日14:13

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あけまして

というにはちょっと世の中よくないニュースで回っちゃいましたね新年から……

年末セッションの日記ぐらい3が日で書き終わんねえかと思ったけど
思いのほかやることあって結構時間とれねえんでやんの。


30日土曜日はBoA3、悪太郎氏GM。またかかわるNPCたくさんいるなあ……!ちゃんとシナリオ中にピックアップメモかなんかつくって全部に手を回すのを頑張ったほうがいいかなあの巻。


身内の日曜卓も不定期で続けられてますが、この年末あたりはだいぶ予定が合わずにおり
久しぶりの開催。
今回のGMが予定していた卓としてはだいぶん予定押しちゃった末のところでした。


舞台となる村は、避難訓練が行き届いた村という、なんというか「風習」が不思議なところ。
その手の風習というのは、必要があって発生するもの。
この村、なんせ災害が多い!

地震、火災、火山の噴火、嵐、水害、盗賊などの人災。
これらが周期的に襲ってきて苦労しているのですが、

その代わりに、土地の恵みが強い!
暮らしにくいのかというと、災害にさえ気を付けられればむしろ生きやすいという不思議な……
日本ってそうか。日本みたいなところですね。という話題はもちろん出るような(という日記内容を書いているうちにこの辺シャレにならなくなっちゃいましたが)。

この手の災害を、しかし徹底した避難によってやり過ごし、被害を最小限に抑えて戻ってきては、
また元の暮らしをあっという間に復興する。そんなところです。


現在、すぐ近くに「不死身の」異名を持つ銀髪の頭目(殺戮者、とハンドアウトに明記)が率いる傭兵団……というか盗賊に目をつけられており、危機はいつも通りに迫っている。


そんな中、一年ほど前に、記憶喪失状態でこの村の付近に現れ、PCの支援もあって、そのあたりに住み始めた、やはり銀髪の少女がいるのですが、特にこの一年、この子の状態は好転しておらず、なんとか周囲の情報から彼女の来歴を知りたいね、といった話もしているのですが……。


わずかに糸口、というのではないですが、彼女と一緒に行動しているうちに、なんというか
「夢絶対殺すマン」みたいな人と巡り合います。
夢と現の間みたいなよくわからない空間から現れ、
どうやら人々に悪さをしている「あしきゆめ」みたいなものを殺して回っているようなのですが、
どうも……このナニカがヒロインを狙っているよう、かつ
今回PCとしてチョイスされたキャラが、「夢の中の自分」を魂の友としているエルスなので、
これまた狙われてしまいかねないところだったのですが、

まあ、人に仇なすゆめを滅ぼすのはこちらも仕事としてはおんなじ所。
その場は分けることに成功するのですが……

いわく、彼は「垣根の上の真夜の王、悪夢と人の境を守る辺境伯、想起王グリマイザー」だとかなんとか。


この辺の話を、さてもと舞台の村に持ち寄ったところ、

・真夜の国の王、というのはこの辺の民話
・不死身の傭兵は、30年前にもこの地を襲っているが、この時も村は見事に非難し人的被害はゼロ、当時は近くの領主が動きを見せたんで1週間もせずに盗賊たちは退いたのだとか
・襲われっぱなし奪われっぱなしでいいわけないだろ、いまの情勢で政治が兵隊を送ってくれる保障なんかねえ、という若い衆と、
いつもの通りやり過ごすのだ、という老人たちで村が割れている

などなど。

また、盗賊団に実際にコミュニケーションを取りに行ったPCの感触を、
夢周りや魔術師周りの情報網に照らし合わせると、

・おそらく、くだんの不死身の傭兵は、「夢」出身であり、異常な方法で(身内卓では、本来、「夢」には魂がないという設定にしてあるので、魂にのみひっつく聖痕は付きようがないんですが、「殺戮者である」ということはその垣根を越えているので)現世にとどまっている、
「越境した悪夢」のたぐいであるという見通しが立つ
・周囲の事象を歪めてありえない現象を起こしており(人間を生かしたまま「たたむ」など)、おそらく現世に属しきっているわけではないため、現実世界で彼にとどめを刺すのは難しく、それが不死身の所以だろう
・彼は、「お宝」を探している。「黄金の門」だという。見つけると願いが叶うんだとか。
・全然関係ないけど、トラブルメーカーのヒロインとして最近よく話題に上る「毒竜王ソロス」(を名乗る錬金術師の少女)が行方不明


といった話題に広がっていきます。

おお、ここまででて、
まだ少女の出自と「真夜の王」の情報が出ない。

今回はまだまだ情報が出てきます。

これに加え、今回は謎の吟遊詩人などが現れ(実は既出の悪魔の変装でしたが)、
まだまだ情報が出てきます。

・殺戮者が探しているのは「蕃神門」。夢と現実を行き来すべく、「現実世界で」作られたもの。これまで何度か出てきた、「夢の世界で作られた、夢の物質化装置」とは違う出自
・真教最初期のころに、弾圧の末にハイデルランドあたりに逃げてきただろう人々が、土地の信仰や術と習合して、「夢」を通して「救済」を呼び出すとか、ないしもっと俗的には豊かな暮らしみたいなものを望み、「夢の世界から、そうした望んだものを引き出す」術利を作っちゃったんだろうとか
・パンドラの箱よろしく、「想起したものを呼び出す門」を作ることに本当に成功したものの、もちろん救済だの豊かな暮らしだのを望んでいるということは、その時は絶望とか暮らしの不安みたいなものが心理に渦巻いているということであり、全然制御できない悪夢ばかりが出てくる門になっちゃったので、時の「王」が自ら夢の中に身を投じ、悪夢が現世に出てこないよういまだに戦っているんだとか
・という美談はともかく、当時の事情としてはそれは生贄以外の何物でもないよね


みたいな話。


……実のところ、この「門」も、現世ででき、人間の「望み」と向き合い続けることを宿命としているうちに、
なんというか自我的なものを芽生えさせていたかもしれないというのはGMののちの曰くでしたが、
実プレイにおいては出てくる話と絡む相手と自分が操るPCの組み合わせが多くて(最後は自業自得)そこまで手が回らなかった……!!この辺ちょっと申し訳ない。



最終局面においては、

・殺戮者は、間違いなく門が作った「災害」。やり過ごすのでなく、抗おうとするとより強まってしまう性質があるので、若い衆が自衛力を高めようとしているというのは全く危険。
・また、そもそもこの状態で村の意見が割れているという事態が今までで初めてのことであり、破滅に向かっているということを念頭に解決に向かわせようとすると、若い衆も老人もしっかり抵抗してくる。どうやら、誰かの精神捜査を受けている。
・殺戮者を倒し、今期の災害をやり過ごすには、彼が「夢」と接続している状態を断ち、それから倒さなくてはならない。これには、彼に∵呪縛∵か、あるいはバステの放心を与えた状態でとどめを刺さなくてはならない

といったことはわかってきますが、
とかく、
ヒロインと真夜の王の情報は出そろいません。


クリア情報とは別筋のドラマ情報をしっかり追っていって初めて、
・災害が門から定期的に出てこようとするのは、「夢の中に閉じ込められてしまったモノ」が、現世に帰ってこようとしているのだ
・いろんな災害がいっぺんに襲う周期は480年。今年はそれにあたり、「中にいるものが一番たくさん出てこようとする」タイミング。
・近くの城に「災厄の魔女(公式。災いを読んで仕方ない体質の特殊因果律)」が出た関係で、どうも「門」がそれを学んだ。今期はその形で出てくるだろう
・一方、現在「真夜の王にして辺境伯」をなのる悪夢絶対殺すマンは、その初代の遺志を引き継いだんだか、彼の者の贄としての経緯に同情したのか、とにかく本人ではなく、どうやら現代の人間であり、毒竜王ソロスさんと手を組んで独自に動いている聖痕者NPCかなんか


ということで、

・480年の周期に「一年早く」出てきた、悪夢の殺戮者と同じ髪色の、記憶も記録もないヒロイン
・30年前に登場したのち、夢の中に「なぜか」帰れず現世で殺戮者になってしまった悪夢の傭兵・今、悪夢の殺戮者に対して間違った対処をしてしまおうとしている「誰かに」精神操作された村人

んんーもうひとひねりある、というか黒幕が別のやつだ!


というわけで、吟遊詩人に扮していた既出の悪魔が黒幕でした。
のちにこれも聞きましたがなんなら960年前にこの門作ったのもこいつとか。


村人の精神操作を∵紋章∵か何かで解かないと、クライマックスの舞台である「門」にはつけないので、これは何とかなるんですが、
村人もうすうす気づいている「自分たちは、先祖が誰かをスケープゴートにして起こした事象の恵みを受けている」という罪悪感とどう向き合うかをちょっとフォローしつつ、

まあ、もう、ヒロインはなんかの理由で出てきた「初代のいけにえ」。
彼女が、村人が「望むとおりに」罰を下すのか、彼女自身の恨みのままに暴れるのか、単に「災厄の魔女」として形を得たのなら、容赦のない災厄が村を訪れるのか。
という瀬戸際ですが、
一年前から交流をとっていたPC1にとっては、まだ門が開ききっていない今はただの友達。
一度、友達と見た以上、ただの友達。
これから出てくるのもただの友達でしょう。
災厄の魔女って周期なんてないのよ?じゃあ、違うでしょ。

という形で、
おそらく「夢の世界に帰るために門を欲している殺戮者」を、「間違った対処をする村人」によって無限に強化し、ハデに門をぶち明けることによって、
災厄そのものと化したようなヒロインのナレのはてを召喚してやろう
というような計画だったのかな、
というのがようやっとわかりつつ、

そのころにはもう戦闘だー!


なんしかこれに打ち勝ち、
ボスになんと「転生の印」でもって花押を打ち込んだ悪魔が、復活巨大化を果たしたボスを操って門を壊させようとするものの、


のちに聞いた通り、なんでも人の望みをかなえることに慣れの出てきた「門」の意志によってのことらしいのですが、
一年前からヒロインのガワを外に出し、PCとの交流をもって「魔女じゃないもの」に変貌させることに成功したものの残りが、改めて門から外に出てきてくれたので、
その人の望みの黄金の光で復活怪人は消えてしまいつつ、
悪魔は真夜の王に一撃を食らって退場。

よおし、ヒロインも助けたというか、なんなら絆したし、
うーん、殺戮者さんはちょっと……出自もかわいそうだったけど、
まあ、「魂もなく、本当に自分で開ける未来もとじれる未来もなにもない」夢の中から焦がれて出てきた現世で得られた滅び、それもまたよかったんじゃないかな?本人は最後まで嫌がっていたようだけど、「嫌がること」なんて夢のままではできなかったからね!



村の若い衆も、ご老人も、「先祖がやっちゃった犠牲の恩恵」に罪悪感があっての気持ちだったようだし、
これからは年に一回、ヒロインごめんなさい祭りを開催してだね……

いらない?そんなことないでしょ、盛大に……だめかな?


そんなこんなでとりあえず去年末までのセッション。
今年もやっていけるとよい。
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