秋田・上小阿仁Ｂ級グルメ、「高橋旅館」の御食事処「憩」、十割そばの「ぶっかけそば」（9/10）

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日曜の休みだった９月１０日は、クルマで「北秋田市たかのす太鼓まつり」を見物しに行くことにして、秋田市の自宅を10時半頃出発した。

鷹巣までは60kmちょっと、１時間半ほどで着けるからまっすぐ行けば12時過ぎくらいには着ける。

ただ、「北秋田市たかのす太鼓まつり」の会場は国道７号沿いにある道の駅の裏手で市街地からは離れており、出店は出ているだろうが近くに飲食店などありそうにない。

しかも、前日の昼飯は鷹巣で食べており、昼飯を２日続けて鷹巣で食べなくてもいいだろうと思う。
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そこで、この日は秋田から鷹巣へ向かう経路の途中に通る上小阿仁村で食べてみようと思う。

上小阿仁村には評判のそば屋が何軒かあり、中でもいちばんの評判店で食べることに決め、今は食堂だけで旅館は辞めてしまった「高橋旅館」の御食事処「憩」へ。

「十割そば」だけでなく、馬肉料理や山間部で海に面してもいないのに「本マグロ」などもウリにしている食堂コーナーでそば専門店ではないのだが、「高橋旅館」のそばを絶賛する秋田県民が多い。

11時半過ぎには着いたが、すでに店内は満席で、席が空くまで10分ほど待って着席。

いちばんの評判メニューは「ざるそばとマグロ握り寿司セット（1500円）」だが、山あいの村で海もない上小阿仁でマグロもないだろうと思うので、自分は「こあにぶっかけそば（1200円）」を注文。

山里の小阿仁と地名を冠したメニューだから山菜とか野菜類中心の冷たいそばだろうと思ったら全然違い主役はエビ天で、ほかにもカニかまやワカメなど海産物系具材が目立ち節操がないと感じるそばだったが、とりあえず最初からワサビを全部溶いてしまってからいただく。

小阿仁のイメージはないが、冷たいそばとワカメが合わないはずはなく、十割そばと言ってもポソポソ感はなく結構しっかりした喉越しのいいそばがめちゃめちゃおいしい。

添えられてきたとろろも掛けてしまおう。

十割そばととろろ、これは小阿仁のイメージ通りでもあり旨い。

削り節の下にはワラビも乗っていたのでこれは山里・小阿仁のイメージとも合うが、山菜そばじゃないからしょうがないが山菜類はワラビだけじゃ少々物足りないように感じる。

そしてなぜかカニかま、ほかにも生のキュウリも乗っており、こうなるともはや日本そばというより冷やし中華の具みたいである。

ただ、海産物でもエビ天は全国的に山のそば屋でも定番の具だからまあいいだろう。

別に入っていなくてもよかったのだが、冷たいそばとプリプリのエビ天は合うから旨いっちゃ旨い。

あとは写真は撮らなかったがナスの天ぷらも入っていたものの、注文したメニューは間違えてしまった感はあるが、そば自体は十割そばで非常においしく、残り１口まで食べ進んだ。

そばを食べ終えて残っていたつゆにそば湯を注ぐ。

さすがに十割そばのそば湯は旨いな。

そして完食。

上小阿仁村は今年の３月についに人口2000人を切った秋田県ではいちばん人口が少ない村ではあるが、秋田市から一般道で鷹巣・大館方面へ向かうときに通るルートである国道285号沿いで通過するクルマは多い村でもあり、そば自体はレベルの高い10割そばでおいしかった。

ただ、選択したメニューは間違ってしまったかも知れない。