今日はクルマで軽く走りつつ、次の野望を企ててみる。
野望:LSD、欲しいなあ…
LSDとは、マラソン用語で「長い距離をゆっくり走れ」とか
アブナイ薬の略号とか… ではなく、
クルマの部品「リミテッド・スリップ・デフ」の事。
大きく減速するコーナーの後の立ち上がり加速とか、雪道などで
駆動輪が空転しがち、すなわちトラクション不足。
しかも困った事に、メーカーOPでもLSDが設定されてない。
まあ、前輪駆動であるクルマの宿命なのだが…
今までは後輪駆動&4WDばかりだったので、立ち上がり加速に対する
トラクションに関しては特に文句は無かったので、尚更だ。
私の趣味であるラジコンで、早くからFFの弱点…
いや、デフの弱点であるコレを知ってたりする。(免許取る前から)
私所有ラジコンの大半が、トラクション確保のためにギアデフの差動を
カタいグリスで絡めて重くして、疑似的なビスカスLSD仕様としています。
低グリップであるオフロードで、片輪が浮いたら駆動が伝わらないなんて
本末大転倒だったりする。
さらに競技前提マシンだと、外部から差動制限の調整が可能だったりする。
こういうウンチクがあるので、実車にも応用してみたい。
調べたところ… 競技前提な機械式と、汎用重視型の2通りが選べる。
機械式はミッションオイル交換サイクルとか、普段のバキバキ音とか、
ドライブシャフト関係の負荷などを考慮したら… 絶対に無いな。
よって、汎用重視型を選択しよう。
汎用型は「ヘリカル式」と呼ばれ、ギアを斜めに切ったピニオンを
複数組み合わせた仕様です。
ギアを斜めに切ってあるのがミソで、回ると左右方向にストレスをかけて
差動を制限するというワケです。
純正採用に多いビスカス式よりシンプルで、機械式と違ってメンテナンスフリー。
このデフは作動原理がイマイチ理解しづらい面もありますが…
なんと! 30年以上前のラジコンカーでコレと同様の原理のデフがあります。
(タミヤのアバンテ、バンキッシュ、スーパーアスチュート等)
さすがにギアを斜めに切っていませんが…
実車と同様の機能をミニチュア化するとは、さすが模型メーカー。
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