心をキャラメリゼしない希望？

　世で一時期流行った「本音トーク」なる物があるが、今回はその本音トークの大切さや、弊害などについて見てみよう。
　先ず一世を風靡した「本音トーク」だが、これはどんな場合に有益となり、はたまたどんな時に弊害となるのか？そこから見てみよう。
　「本音トーク」が是とされる場合の人間関係に於いては、おおよそ親しき間柄のみで行われる事が多いようである。では、その際我々が留意すべき点とは何か？それは、言葉が諸刃の剣であると言う事だ！どういう事か？それは、場合によっては「本音トーク」を控えるべきシーンがある故である！どの様な時か？それは、目の前の話し相手が言葉によって深く傷ついていたり、はたまたその人間関係その物を厭ったり、疎ましく思ったりしている時だ！この様な場合は、全く「本音トーク」をする必要はなく、寧ろここで言うならキャラメリゼが必要であろう。
　では、「本音トーク」が有益とされる場合はどんな時か？それは相手の事を真心を以て愛の眼差しを注ぎ、十二分な配慮を以て「それは間違っているのではないですか？」と心を律し、慎重に話を進める必要があるのだ！そうでなければ無暗に人を傷つけて終わってしまうのみである！
　では、本当の真心からのお勧めとは何か？それは、相手が何某か困難を覚え生き詰まって、そこから這い上がるのに、十分な助言を必要とする場合である！何が言いたいのか？それは、相手への配慮をどんな場合に於いても忘れない事だ！
　では具体例を以て解説して行こう。
　たとえば、人から励ましのつもりで留意され結果的にその人物が、心に傷を負ってしまった場合、そんな時は猶更留意が必要である！しかし！場合によってはその本音を述べたが故にそれが功を奏し！その者の有益な起爆剤となり！所謂佳き方向へと力強く一歩踏み出す為の言葉がけとなればそれは双方共が幸いな時を味わうのだ！然り！そんな場合には是非！心をキャラメリゼせず！包み隠さず！「本音トーク」を堂々と成し！相手に寄り添い！的確なアドバイスをして行く事が肝要である！
　ここまで本音トークが有益な場合と弊害になる場合をみてきたが、如何なものであろうか？少しは親しき仲の者に「本音トーク」によって、相手に配慮した言葉がけをしたくなって頂けただろうか？
　もうお解りであろう！然り！場合によっては、心をキャラメリゼせず！「本音トーク」を展開し！それによって人が生きるなら！是非！臆せず！「本音トーク」を大胆にして行こうではないか！
　それにより、その目の前の隣人が生きる勇気を出せるならそんなに幸いな事はないのだ！
　故にだ！今まで気を使いすぎて、相手に「本音トーク」をすべき場面で敢えてそれをせず避けてきた者達よ！今！勇気を出せ！そして、堂々と「本音トーク」により相手を益々勇気づけて行こうではないか！
　それには、相手を十二分にリスペクトし！尊敬を以て謙遜になす事が肝要である！
　故に自身はそれによって決して高慢にならず！寧ろ謙遜さを以て！十二分な配慮をして！相手を大切にしつつ、心を開放し！「本音トーク」をなして行こう！
　それが引いては真人間への成長を促し！そして勇気を以て明日への歩みを力強く踏み出すなら、そのアドバイスは本当に意味をなすのだ！
故に！今！勇気を以て！目の前の隣人に対して、心をキャラメリゼせず！堂々と「本音トーク」をなし！アドバイスした方もされた方も共に生きる希望をその心に持つ。そんな会話を是非楽しんで行こうではないか！
　これが！心をキャラメリゼしない希望である！
　貴方は知らず知らずの内に心をキャラメリゼしてはいませんか？
　是非、目の前の隣人が大切なら！勇気と配慮を以て！「本音トーク」をしよう！