「虫穴図書館」と名付けられた建築物が中国にできた。伊東豊雄の台北オペラセンターと西沢立衛の豊島美術館を合体させたような建築だが、非常によくできている。曲線の使い方と、周囲の環境・自然への馴染み方が見事。
この建築チーム「MAD Architects」は、メインは3人の建築家で、その中に日本人がひとり入っている。3人のうちふたりはザハ・ハデトの事務所にいた経験がある。それを知ると、彼らの建築は、なるほどと思わせる仕上がりになっている。ザハは2016年に66歳で亡くなってしまった。あのまま行っていたら、どんな建築を世界中にスター建築家として作っていたのだろうと思うが、MADのような事例を見ると、こういう形で継承されていくのだなと納得する。
https://www.architectmagazine.com/project-gallery/wormhole-library_o
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