今月の言葉

西宮でお祀りされている
廣田神社さんに
今月も
お参りさせてもらいました。

今月の言葉は
十七条憲法の十四条でした。

十四に曰わく。
群臣百寮、
嫉妬あることなかれ。

我すでに人を嫉めば、
人また我を嫉む。
嫉妬の患い、
その極みを知らず。

所以に、
智己に勝るときは則ち悦ばず、
才おのれに優るときは
則ち妬む。
是を以て、五百歳の後、
いまし、賢に遇うとも、
千載にして以て
一聖を待つこと難し。

それ賢聖を得ざれば、
何を以てか国を治めん。

聖徳太子『十七条憲法』の十四条

官吏たちは
嫉妬の気持ちを
持ってはならない。

自分が人に嫉妬すれば、
人もまた自分に
嫉妬するものだ。

嫉妬の憂いは限りがない。
そのため、
自分より
英知が優れている人が
いると喜ばず、
才能が勝っていると
思えば嫉妬する。

それでは五百年経っても
賢者に遭うことはできず、
一千年の間に
一人の聖人が出ることを
期待することすら困難である。
聖人賢者といわれる
優れた人材がなくては
国を治めることはできない。

深いですね…

みんなそれぞれ役目がある。
何か、誰かと比べて
優れている
劣っているは
気にすることではない…

仮に優れた人が
いてくれるなら
そのおかげで
周りはその恩恵を
受けることができる。

優れた人を
羨ましく思うのではなく
喜べる人に…

人と比べるのではなく
昨日の自分より
成長できているかを
比べることができれば…