専門家ではないが、学生時代、微生物を培養して実験をしていた時代がある。(まあ殆どお遊びみたいな研究であるが)。分子生物学の真似事を本当にうわっぺりだけ触った。残念ながら自分の専門にするほどにはのめりこめなかったがまあ思い出ではある。
その時に個々の菌を純粋培養していて、2週間に1回くらい無菌室みたいなところで、ゼリー状の培地に菌を移して実験に使っていた。個々の菌は純粋培養なのだが時々失敗すると、コンタミネーションを起こして、訳の分からない雑多な菌が増殖してしまい、シャーレ自体が使い物にならなくなる時があった。(当然然るべき手段で廃棄をしていた)。
今回のウイルスは分からないが、今の変異株だのなんだのっていう言葉を聞くたびにそのぐちゃぐちゃに菌が混ざり合ってわけがわからなくなっている状態を思い浮かべてしまう。
誰も正解を持っていない事って本当に怖い。
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