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2020年08月28日10:19

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9年ぶりの石川町

先日、9年ぶりに福島県南の石川町を取材した。なぜ詳しく覚えているかといえば、震災のあった2011年の夏、『田舎暮らしの本』で「がんばろう福島」という連載をやっていた私は、しばらく福島に留まった移住者、ボランティアから移住した人を追いかけていた、しかし、ようやく5カ月後に東京から移住した女性を石川町で発見。そのときに立ち寄った農家カフェの写真を残してあったので、過去の記憶を辿ることができたのだ。

石川町で有名なものといえば、古くは自由民権運動の発祥地、日本三大ペグマタイト(巨晶花崗岩)産地、プロから日本一の評価を得た母畑温泉の「八幡屋」など。私的にはこの福島で、軍事利用目的にウランが採掘されていた場所というのが興味深い。でも、お隣の古殿町は4年前に仕事で町の隅々を回りながら文化の一端に触れることができたが、石川町について知っていることはわずか。私の勉強不足に過ぎないけれど、歴史と文化は奥深いものがありそうだ。

福島空港に近いというのも特徴だが、都路からは1時間半くらい。さほど遠いわけでもない。何より同じ阿武隈山系の盆地であり、水系も鮫川と合流して太平洋に注いでいる。町の規模はうちらの10倍近くあるが、6つの小学校が統合したと聞いてビックリ。学報石川など高校が2つもあるにもかかわらずだ。このコロナ渦で観光の分野はやや苦労しているようだが、同じ阿武隈山系でもここにしかない魅力がいっぱいありそう。昔は白河城から2本のブナの大木も遠望できたらしい。そのうち詳しく調べたい地域である。

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