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2020年03月18日21:03

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清濁(せいだく)併せ吞む

この日曜日にEテレで
放送されていた
『こころの時代』は
マンダラと生きる
でした。

2年ほど前?に放送された
再放送だったようですが
今の時期にぴったりなことが
含まれていました。

それはJT生命誌研究所の
所長さんをされている
理学博士の中村桂子さんが
お話されていたこと。

それによると
今、地球上で生きている生物は
38億年の時間を経てきたそうです。

そして、大昔の人間が感染した
ウィルスのDNAが受精卵に
入りこんで、
それ以降の子孫はみんな
自分のDNAと思って受け継いできた。
その能力が赤ちゃんと
お母さんをつなぐ胎盤に使われている。
いらないと思う物も
いつか役に立つこともある。
ムダなものはないと。

昨日の毎日新聞の夕刊では
中屋敷均さんが書かれた
『ウィルスは生きている』
という本が紹介されていました。

その中には同じようなことが
書かれているようで
胎盤の膜で重要な役割を果たす
タンパク質はウィルス由来の
遺伝子によるもの。
つまりウィルスに感染していなければ
哺乳類も人間も生まれていないと。

今、こんなにも敵視している
『ウィルス』によって
人間が誕生できるとは
衝撃的なお話です。

いっときのことで
判断せずに
いつかどこかで
何かの役に立つ
という広い目線で、
新型コロナウィルスを
見ることも
大事みたいです。

清いものだけが
必要な物ではなく
一見、不要な物、敵視するものも
自分の中に
取り込む必要がある。

これはウィルスに限らず
日常生活にもいえること。
そう思った時に浮かんだのが
『清濁併せ吞む』でした。

新型コロナウィルスのおかげで
いろんなことを
学ばせてもらえている気が
しています。
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