また、次の古〜いラジコンをバラしはじめる。
心臓部と言える、ギアボックスを開けて唖然とする。
軸まで一体成型のナイロン製ギアを、ブラスメタルで保持してやがる。
こんなアホな事したら、速攻で摩耗するぞ… ナイロン軸のほうが。
なんつー設計しとるんだ、コラ。
しかもこのブラスメタル、素材が何かヘン。
フランジ部分が、いとも簡単に崩れてボロボロと崩壊してしまう。
密閉ギアボックスで金属片がカラカラと飛び散ったら
どんな悲惨な結果になるか、予想できてしまう。
なんつー素材選びをしとるんだ、コラコラ。
極めつけが… リアデフ保持のボールベアリングが、オープン仕様。
両面ともにシールが全く無い、オープンベアリング。
いくら密閉ギアボックスの中とはいえ、砂ボコリ上等のオフロードバギーで
オープンベアリングを使うとは… 神経を疑う。
砂が噛んだら一発でロックしてしまう。
なんつー部品選びをしとるんだ、コラーーーーッ!
通常だと、オープンベアリングは完全密閉されたケース内で
作動油や潤滑油に浸された中で使うタイプ。
フツーの人は、まずお目にかからないハズ。
通常は金属やゴムのシールドで覆われたタイプが使われます。
ゴムシール式は、インナーに触れて防塵性重視の「接触式」と
触れてなくて回転抵抗削減型の「非接触型」があります。
(金属シールドは非接触型)
バイクや車の場合、エンジンやミッション内部はオープンで
外に露出するホイールベアリングは接触型ゴムシール式といった
使い分けがされています。
ラジコンカーだと駆動ロス削減で金属の非接触型、
防塵性とメンテサイクル重視で接触型ゴムシールと使い分けられています。
もちろん、崩壊するウンコメタルはボールベアリングに、
オープンベアリングは金属シールドベアリングに置き換えます。
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