歴史学者の磯田道史さんが
書かれた『無私の日本人』
無私とは『わたくし』がない=
自分のためという感情がない状態。
人のために尽くした方
という意味だと思います。
この本の中には3人の方が
取り上げられていて
3番目が昨日紹介した
大田垣連月さん。
1番目は
映画化された
『殿、利息でござる!』の
主人公の穀田屋十三郎さん。
原作も書かれています。
仙台藩の吉岡宿という
困窮した宿場町が
藩にお金を貸して、
利息を宿場のために使おうという
仕組みを考え
それを皆で協力してなんとか
こぎつけるのですが、
私腹をこやすためではなく
困った宿場町のためにというのが
すごいことだと思います。
最後の『あとがき』が泣けます。
こういう奇跡って起こるんだなぁ・・・と
いう感動の涙で心が洗われました。
清き思いというのは
ちゃんと引き継がれて
いくものなんですねぇ・・・
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