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2020年02月03日22:40

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大田垣 蓮月さん

大田垣(おおたがき)
連月(れんげつ)さんは
江戸時代後期の
歌人さんだそうです。

それだけ聞くととっても
恵まれた環境に育った方のように
聞こえるのですが、
実は藤堂高虎の子孫
藤堂家の武士と遊女さんの間に
生まれた方で、
武士には家族がいらっしゃるし、
遊女さんも育てるつもりはない
ということで
生まれた時から
知恩院に勤める
大田垣光古さんの
養女に迎えられ
育てられたそうです。

おけの水を
自分の方に持って来ると
水は逃げる。

逆にどうぞ、どうぞと
外に向けて流すと
水は自分の方に返って来る。

連月さんの生き方は
そのものだったようで、
苦労が多い人生だったのに
贅沢なことはせず、人のために
コツコツお金を貯めて
飢餓の時には
私財を投げうったり
最後は鴨川に橋まで
架けられたそう。

生まれて来た時は望まれてとは
言い難い状況でしたが
亡くなる時は
多くの人の惜しまれて
だったそうで、
本当に頭が下がる
素敵な方だったようです。

詳しく紹介したいのですが
エピソードが多すぎて
まとめきれず・・・

歴史学者の磯田道史さんが
連月さんのことも取り上げられた
本を出版されています。

『無私の日本人』
こちらの3番目に
載っていますので
こちらをお読み頂けたらと
思います。

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