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2019年12月27日09:33

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メーター改革へ 検針員と犬篇

[あらすじ] 以前、水道メーターの検針員をしていた。
水道メーターは大体、敷地のすみっこ、道路から近い位置に在る。
車の下など、見にくい状況になっているものも多い。


なんにせよ、
見にくい状況のメーターはよろしくない。
ミスに繋がる。



ばかデカい犬、たしかグレート・ピレニーズが、
繋がれていたワイヤーを引きちぎって駆け寄って来たことも有る。
切れたワイヤーが、たまたまガレージの蛇腹扉のどこかに引っ掛かって、
犬が止まって、助かった。
別の時にこの犬には二の腕をかじられている。
Tシャツとシャツと分厚い上着の上に腕章をはめていた箇所をガブリとやられ、
厚着のおかげで傷にはならなかったが、カーッと熱くなり、後で脱いで見たら痣になっていた。



敷地の反対側にいる犬が、メーターボックスの蓋を開ける音を聞きつけて
ダーッと走って来ることも有る。

吠えるだけの犬ならいい。
いい、って、百歩譲って、いい。
落ち着かないことったら無い。

なんちゃらシープドッグは、私の目の前まで来て、吠えながらグルグル回る。
うるさい…。

犬の習性を知っていて、かなりの犬好きな私でも、
放し飼いしているのは困る。



「咬みませんよ。」と言われても、
それが、飼い主は咬まないというレベルなのか、
人間のことは咬まないというレベルなのか、わからない。

私が今飼っている犬は、人間を咬まない。
他の生き物相手だと襲うことが有るのだが、
人間がかなりイヤなことをしてきても、咬まない。

以前飼っていた犬は、父のことを咬んだ。
犬が雷で恐怖に陥っている時に、足で撫でようとしたのだ。
人間のやったことが間違っている。

その犬は、作業着を着ている人を恐れた。
また、棒を恐れた。
他にも、男性全般を恐れたり、年寄りを恐れたりと、
いろいろ臆病なところの有る犬だった。

水道検針員は、作業着を着て、棒を持って、敷地にズカズカと入って来る。
犬にとって嬉しいはずが有るわけがない。

敷地の中ではなく、家の前の道で、
犬に追い駆けられたこともある。
飼い主さんが目の前にいるので、蹴り返すわけにもいかず、
背を向けたら尻をかじられた。
柴犬だったが、尻めがけて飛びついてくるのだ。

家の前の道とはいえ、犬にとっては自分のテリトリーなのだ。



ちっこいヨークシャテリアに咬まれたことも有る。

咬む習性の犬なのだから、「大丈夫ですよ」なんて言っていないで
身柄を確保して欲しい。



アパートの部屋の中で猛烈に吠える声がしていて、
ドアポストに検針票を入れると、中から
「ガサガサカリカリガガガ」と激しい音がして、紙が引き込まれる、
という家が有った。

ドアポストに検針票を差し入れる際には、指もちょっと中に入る。
とても怖くて、指が入らないように気を付けて配布していた。



さて。
犬の話をしているのではないんである。
メーターの読み間違えを無くしたい、というのが主題なのだ。

昨日は、メーターボックスの上が駐車スペースだと困る、
というケースについてねちねち書いた。

今日は、犬の襲撃に備えながらメーターを読むケースである。

とにかく、瞬時にして指針の数字を読み取りたいのだ。
しかし、身の危険を感じながら、慌てて数字を見るのは、
いかにも不確実だ。



メーターは落ち着いて読みたい。
水道を利用するお客様のご理解とご協力をお願いしたい。

水の要らない人なんて、いない。
水道を利用するお客様とは、つまり、市民全員だと思う。

メーター周囲は安全に、物を置かないようにしていただきたい。



と、お願いしたところで、みんなに守ってもらえるわけでもない。
やはり、メーターをもっと読みやすくする方法が必要に思う。

つづく
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