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2019年10月01日10:32

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混沌

日曜の15時頃、
中途半端な時間に家族で、
セルフうどんをチェーン店で食べた。

中途半端な時間は、空いていた。
ざるうどんにサツマイモの天ぷら。
普通の味。

帰りに駐車場に止まっている。
白いピカピカの高級外車を見た。

「なんで〇〇〇〇に乗って
セルフのうどん屋に来るんだろう???」

父は、一言。
「貧乏人やからや。」

それはきっと当たっていないが、
家族は笑っていた。

車がキレイに磨かれていること、
県外のナンバー。
怪しい。
なぜ...なんで...。

想像は膨らむ。

貧乏は違う論を展開し、
たぶんケチなんだと結論付ける。

それか...。


違和感しかない車だった。
なんとなく違和感が消えない日常。

子どもの頃のような、自由さがない窮屈さ。
どこにいても、何をしていても、
もうツクリモノの自分しかいない。
そんな窮屈さが、感情を抑えている。
素直に表現することがない。

時々、疲れて全部どうでもよくなって、
感情がそのまま出てくることもある。
時々、スイッチが入って、
目がキラキラすることもある。

ほとんどは、ちょっと冷めた眼で見ている。


セルフのうどん屋。
みんな同じうどんを食べている。
貧乏人、お金持ちも関係なく。
同じように並んで、
好きなモノをトッピング。
自分で運んで片付けて、
みんな同じ。

いろんな人生が、一つの空間で、
ただ同じうどんを食べている。
そんな地球の混沌。
カオスな世界。
たまにしか行かない空間は、
珍しくて面白い。

おしゃれなカフェは、
おしゃれ人しかいない。
セルフのうどん屋で黒いワンピースと、
黒いバンダナ。
それも十分、違和感しかない。
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