mixiユーザー(id:345808)

2019年09月14日19:58

163 view

神様の都合

昨日のblogに載せた
できごとの2日後ぐらいに
録画していた
Eテレの『こころの時代』
を見ました。

見せられたのは
このことだと
確信することがありました。

今回は長崎の神父さん。

赴任した先の教会の近くに
精神疾患の病院があり
そこに定期的に
お話に行ってらしたそうです。

1年ほど経ったぐらいに
洗礼を受けたいと
おっしゃる方がいらっしゃり
その方に
聖書で好きな言葉が何かと
聞いたら、自分は中学までしか
行ってないから
難しいことはわからないけど
亡くなった時に
神の子であったと呼ばれたい。
たまたま開いた聖書に
書かれていたのが
『平和のために働く人は幸い
その人は神の子と呼ばれる』
だったので
平和のために働きたいと
おっしゃったそうです。

平和のためというのは
何をすべきと思う?と聞いたら
それはわからない・・・でした。

その後、その方が
ガンを患っていることがわかり、
身寄りがないので
院長先生から
この方に何かあった時は
あなたが関わってくれますね?と
神父さんは頼まれていたので、
お見舞いにも行かれてたそうです。

ある時、約束していたのに
行くのが億劫になった日があり
今日は予定が入り
行けなくなったので
明日行きますとウソを
ついたそうです。

次の日、
昨日は来れなくて
すいませんでした・・・
とお詫びを伝えたら
自分には都合はないです。
神父さんの都合がいい時に
来てくださればいいんです
といって
自分の生い立ちを
話始めたそうです。

自分は都合を言える人間ではない。
親の都合で
親のいない子として
生まれて来た。
2歳の時に母親が亡くなり
親戚の都合でたらい回しになり
施設に預けられ・・・

中学卒業後、就職したが
30歳で精神を患い
病気の都合で病院暮らしに・・・

私にも都合はあった。
早く病院を出て働きたい。
せっかく生まれて来たのだから
生きがいを持って生きたい。
そういって、自分の都合を
言ってる時はとても生きづらかった。
だから、私の都合じゃなくて
神様の都合をいつも考えようと
思ったとおっしゃったそうです。

その話から1か月後
亡くなられ
神父さんが
亡骸を引き取られたので
病院の方が教会に
お参りに来られた時に
『亡くなられて寂しくなりました。
この方がいらっしゃるところは
平和でした。
自分の都合をおっしゃらないので
争いの中にこの人が入ると
そこは静かになる。
この方は神様の子だったんですね…』
としみじみおっしゃったそうです。

神の子と呼ばれること
平和のために働くこと
という望みをかなえて
亡くなっていかれたと聞いて
涙が出ました。

私も平和のために自分の都合を
言わないようにしたいと
思ったら、情けないかな
自分は
『自分の都合』の塊
だったことに気づくことに
なりました。

これはまた改めて・・・
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する