mixiユーザー(id:39118381)

2019年09月06日18:05

296 view

滝博士の、変態サスペンション

またまた(以下略 古いラジコンのレストア作業。

名称が「タミヤ バンキッシュ」。
1988年に鮮烈デビューした名車「アバンテ」のローコスト版として
同年末に発売。 当時価格2万4000円。
この値段、どこがローコスト版なのかと小一時間(以下略

単なるアバンテの簡易版ではなく、先鋭すぎた設計を現実的に改修とか
重すぎた車体の軽量化、安定性向上のためホイールベース延長など
色々な実戦的な改修を施され、デビュー当初はレースで活躍しました。

…その半年後、フルOP仕様の超本格マシン「イグレス」がデビューした後は
レース界ではイラナイ子扱いされる。
その翌年はアバンテの正統後継「アバンテ2001」が発売され、存在価値が完全消失。
そして、ひっそりと生産停止…


このマシンを設計したのは、タミヤの滝博士。
キレまくった設計思想は、今なお伝説として語り継がれるレベル。(大げさ)

リアサスを組立中なのだが… 方式がマルチリンクサス。
ダブルウイッシュボーン式の派生で、ロアアーム支点が車体側面に。
サスが沈むとトーアウトになる事で、旋回性を狙ったのだろうか?

リアサスの可動軸は、ドライブシャフトの内外ジョイント部分と完全一致。
つまり、サスがどれだけ動いてもドライブシャフトが伸縮する必要が無い。
さらにロアアーム取付部分を上に持っていく事で、車高を稼いで
地面との引っ掛かりを回避する狙いもあった模様。

こんな変態ちっくなサスは、結局この代だけで終了して
コレの次世代からは、極普通のサスになりました。
レース界では、シンプルイズベスト。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する