またまた(以下略 古いラジコンのレストア作業。
名称が「タミヤ バンキッシュ」。
1988年に鮮烈デビューした名車「アバンテ」のローコスト版として
同年末に発売。 当時価格2万4000円。
この値段、どこがローコスト版なのかと小一時間(以下略
単なるアバンテの簡易版ではなく、先鋭すぎた設計を現実的に改修とか
重すぎた車体の軽量化、安定性向上のためホイールベース延長など
色々な実戦的な改修を施され、デビュー当初はレースで活躍しました。
…その半年後、フルOP仕様の超本格マシン「イグレス」がデビューした後は
レース界ではイラナイ子扱いされる。
その翌年はアバンテの正統後継「アバンテ2001」が発売され、存在価値が完全消失。
そして、ひっそりと生産停止…
このマシンを設計したのは、タミヤの滝博士。
キレまくった設計思想は、今なお伝説として語り継がれるレベル。(大げさ)
リアサスを組立中なのだが… 方式がマルチリンクサス。
ダブルウイッシュボーン式の派生で、ロアアーム支点が車体側面に。
サスが沈むとトーアウトになる事で、旋回性を狙ったのだろうか?
リアサスの可動軸は、ドライブシャフトの内外ジョイント部分と完全一致。
つまり、サスがどれだけ動いてもドライブシャフトが伸縮する必要が無い。
さらにロアアーム取付部分を上に持っていく事で、車高を稼いで
地面との引っ掛かりを回避する狙いもあった模様。
こんな変態ちっくなサスは、結局この代だけで終了して
コレの次世代からは、極普通のサスになりました。
レース界では、シンプルイズベスト。
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