容疑者=犯人という短絡思考がまだまだ支配的な日本のマスコミ。
いっこうに衰える気配をみせない。
地下鉄サリン事件で麻原彰晃の逮捕が迫っているとき河野義行さんがテレビ番組のゲストに招かれていた。コメントを求められそこでの冷静な言葉が印象的に残っている。「麻原彰晃は犯人なのですか?」と …
■河野さんの弁護人、あえて残した壁の傷 松本サリン
(朝日新聞デジタル - 06月26日 18:28)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5680546
長野県松本市で1994年に起きた「松本サリン事件」から、27日で25年になる。事件の現場となったのは、松本市のJR松本駅から北東に約1・5キロの住宅街。近くには、信州大や松本城がある。オウム真理教の幹部らが狙ったとされる裁判官官舎、噴霧車でサリンをまいた駐車場、第1通報者となった河野義行さんのかつての自宅、6人が亡くなった2棟のマンションが、今も残っている。
現場近くに住む女性(75)は、自宅でサリンを吸い込んだ。目が見えにくくなり、何度か通院した。連日のように警察や記者が訪れ、「すごい騒ぎだった」と振り返る。ただ最近は、事件は風化したとも感じる。「絶対に忘れることはない。でも、当時を知らない人も増えてきた。少しずつ過去のことになってきている」
一方、事件の発生からしばらく、警察とマスコミが河野さんを犯人視したことは、住民たちの脳裏に刻まれている。近くに住む男性(75)は当時、新聞記事を読み、「河野さんが犯人だ」と信じてしまったという。「今でも河野さんのことは気にかけている。疑ってしまったことは忘れない」と話した。
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