泣いても怒ってもダメ

利害が対立して敵対してる国を相手に道理を説いても仕方がない。

国交もないし対話の裏チャンネルも無くしてしまったのだ。
交渉と言えばあたりはいいが要するに取引をするしかない。
欲しいモノがあれば、なんかあげないといけない。

これまでのところ、北朝鮮問題について日本は徹底的にハブられている。
頭の上をミサイルが飛んでも蚊帳の外だ。
理由は単純に取引材料、いわゆる“カード”が無いからだ。
カードが無いのにゲームに参加できるわけがない。
「日本は立ち位置的に難しいんだよね…」と思ってたけど、
ここまで取引材料をつくる根回しもろくにせず、「米国大統領の判断を１００パーセント支持する」ばっか繰り返してるのをみると、ほんとうに外交センスが無いのかな？と思ってしまう今日この頃。

ああそうそう
拉致問題についてのカードはひとつだけあった。
それがまさに“トランプ”だったっていうのは「いくらなんでも出来過ぎだろ、面白すぎる」と思ったけどwww
まあそんなカードでは無理なのもみんな最初っからわかってた。
トランプさん曰く「言っといたよ、一応。　でも２回言ったから！！！（いつものドヤ顔）」だってさ

そんなわけで安倍総理のカードは無くなった。
だから安倍総理が向き合っても無駄である。
立場を問わずイデオロギーを問わず、日本国民の誰もが心の中で思ってる通り、無理。

「拉致問題の解決」っていうのが何を意味してるのかもだんだんわからなくなってきているけど、
あまり穿った考えをしなければ拉致被害者が日本に戻ってくることを意味してるハズと思う。
そうであれば、安倍総理に期待をかけても無駄である。
政府に期待をかけても無理である。
ていうか、日本の外交問題として解決するのは、まあ当分の間は可能性ゼロだろう。

「米朝会談が何の進展も無くてむしろホッとした〜」とか思ってる連中に期待をかけるのもそもそもどうなのか？
いや、ホンネを言えば被害者家族ももう期待はしてないと思うけど、
もしかして万が一でも連中が「拉致被害者の帰還は重要課題！もう時間が無いのだ！」と本気で思っていたとしても、ゲームに参加できないのだから仕方がない。

政府抜きで交渉するべきですよ。
本当に取り返そうと思うなら、政府とか国益とか横に置いといて直接交渉するべきですよ。
取り返してそのあとどうなるのか？ってことはあるけど、家族っていうのはそういうもんだと思う。

まあ僕には関係ないんだけど


■拉致問題、正恩氏が従来の主張　トランプ氏の言及に
(朝日新聞デジタル - 03月01日 20:45)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5519998