上質な笑い？の空間　…　立石純子さん・武村麻実さん＠2/10北参道（Funny Carnival）

連休明けに飛び込んできた、水泳の池江璃花子選手のニュース…
心配なことではありますが、現時点では診断が下されたばかりで、おそらく”なるようにしかならない”というのが、ほんとうのところではないかと。まずは、焦らずしっかりと治して…といった、もっとも無難と思われる言葉しか出てこない筆者が、もどかしくもあります。

まぁ、ここまでなら、人によっては、「頑張って〜」といった派生語が出てくるくらい…なはず。ところが、某”オリンピック・パラリンピック担当大臣”とかいう議員さんが、「がっかり！」と言ったらしい…と、池江選手自身によるの病名公表の翌日には、早くも国会とかいう場所で場外乱闘のような騒ぎになっています(・・;)
この大臣、確かIT担当なんとか…の大臣と兼任で、こちらはこちらで、「PCを使ったことがない！」とか「USBって何ぞや？？」などとのたまわったそうでして。
なんだか、オリンピック・パラリンピックそのものが大丈夫かいな？と思うのは、筆者だけではないような気が。まぁ、揚げ足取りのような批判はともかく、もうちょっと、ご担当のお仕事の内容をちゃんとわかったうえで大臣をやってほしいものです…


さて、唄い手さんとか役者さんといったエンターテイナーや、それを楽しむ我々も、それぞれの役割をわきまえていないといけません。たとえ、中身に爆笑シーンが大量にあったとしても^^。良識のないところに、上質な楽しみや笑いはありませんから…。少なくとも、この日のお二人と、それを見守るひとびとの場合は、大丈夫なはず。




ということで、2月唯一の3連休の2日目、10日は日曜日。日中は北参道GRAPESさんでの、立石純子さんと武村麻実さんとのツーマンライブであります。題して「Funny Carnival」。結構ストレートにファニーだとおっしゃる開き直りっぷり（笑）。その”開き直り”の舞台には、舶来物というグランドピアノが鎮座しているという、独特な光景が広がっています。

ライブレストランということで、デザート付きのランチをセレクトでき、こんな感じの優雅なお食事をとりつつのパフォーマンスとなりました。






先攻は立石純子さん。ギターサポートを付けた2人編成でのステージです。
（お写真は、終演後のお姿です）




このようにすらっとしたきれいな方ですが、実は”山ガール”だったり（前週に冬山趣味の雑誌の取材をしてきたそうで）、マラソンを走ったりと、アクティブなお方でもあります。どうしても運動音痴と思われる筆者には羨ましい限りで…(^^;)
したがって、最新曲は、そのマラソンがテーマだったり（「目指せゴールイン」）、ツーマンらしく、お相手の麻実さん作曲の「だけどいつか」が入っていたりと、短めの5曲のセットの中に、普段だとあまり入らないかも…という曲が含まれていたりします。


後攻は武村麻実さん。ステージ上は、ベースとドラムのサポートがついた3人編成。
（こちらも、お写真は終演後のお姿）




もとは徳島の方…のはずですが、みためほぼ関西人（笑）。したがって、この日も真面目な唄のセットに、超早口なおしゃべりがひっついてきます。うたに関するときは、そのときに込める感情とか、とか…と、結構深い哲学的なことをしゃべっていらっしゃるはずですし、きれいなタイトルの曲もあるのですが（たとえば、「優しい背中のマイヒーロー」）、まぁ、お約束？のとおり、しゃべりの半分くらいは、サポート陣いじり（笑）。セット自体は5曲と、こちらも短めです。



ん？と思っていると、お題がそもそも「Funny Carnival」。よって、ここからのお二人の”おあそび”が本題といって差し支えなさそう^^。

まずはしばらく、ゆる〜いトークタイム。前週の純子さんの取材の話とか、つかみの話題はごく普通なはずなのに、そこから出るわ出るわの”ドジっ子大会”モードへと突入（笑）。お正月の特番などでよくある、かくし芸大会あたりとは真逆の、普通に出てきたネタがすでにFunnyな雰囲気だったりします。

で、思いっきり笑った後に、このイベントのためのコラボ曲のお披露目と、客席側パートの”練習大会”。タイトルがそのまんま「Funny Carnival」となりそうなこの曲、原案から1週間で仕上がったそうですが、カーニバルと名付けるだけあって、結構アップチューンな曲。少々難易度高め？なコール＆レスポンスが要求されましたが、終わるころにはみなさん習得^^。この日は、あくまで”Vol.1”ということで（お題にもそうついています）、これからも続く曲となっていきそうです。


やっぱり、”ドジっ子大会”があっても、上質な楽しさがあった空間。すなおに楽しいお時間だった、3連休中日のお昼間でした。
ありがとうございましたぁ。