我らはこの世界に一時的に滞在しているに過ぎない。偶然にも同時期に滞在し、さらに縁あって知り合ったすべての人間と仲良くしたいと思う。とはいえ、生まれも育ちも価値観も異なるそれぞれの個性がある以上、どうにも相性が合わない相手もいるのは仕方がない。
相手が私を嫌うのは相手の領域にあるので「残念」とは思うがどうにかしようとは思わない。私は私が好かれたい相手にさえ好かれていればそれでいい。それでも嫌われたらやはり仕方がないことだ。
この世界の滞在時間は限られているので、自分で滞在時間を短くしようとは思わない。なるべく長く、酸いも甘いも幸福はもちろん、不幸ですらも楽しもうと思う。遊園地のアトラクションだってお化け屋敷やジェットコースターがあるように。わざわざ不幸に突っ込もうとは思わないが、いざ不幸が降りかかったらそれすら正面から見据えて味わおうではないか。
楽しもうが苦しもうが時間限定だ。時間限定であればこそ、ミスったとて未来永劫引きずることはない。やりたいことを思い切ってやっていけるというものだ。持って生まれたカードや資質は限られている。持ち札を工夫して勝負をしていくのが人生だ。
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