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2018年12月29日11:38

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ジャーナリズム界にも性的被害

 あの広河隆一氏といえば、フォトジャーナリズムの世界では知らぬ者はいな
い巨匠であり、人権派ジャーナリズムを標榜してきた人物としても知られる。
原発事故後に福島県内で取材活動をしているという情報は私も聞いていたし、
遠くて近いような存在ではあった。その広河氏が何と性的被害者が声を上げる
#MeTooの相手、と「週刊文春」が報じたのにはビックリ。東電福島本社社長
のときも信じられなかったが、行為自体はこちらの方が悪質だ。
 彼くらいの有名人になれば、弟子入りを望む若い女性カメラマンはたくさん
いる。しかも、「DAYS」編集長を長年務めていたので、志の高い若者は登
竜門と考えたって当然だろう。ところが、広河氏は彼女たちを次々とホテルに
呼び出し、無理やり関係を迫ったという。この報道に対し「私の向き合い方が
不実であったため、傷つけることになった方へ、心からお詫びします」と謝罪
のコメントを出した。事実を認めたことになる。
 一例として、「君はカメラが下手だから僕が教えてあげる」と呼び出し、関
係を迫ったらしい。そして#MeTooの声を上げた女性が7人もいるのだ。ノン
フィクションが盛んだった時代、私も「あの編集部の女5人とやった」と吹聴
する年上のカメラマンに驚いたものだが、業界の一部にそういう古い体質がま
だ残っているのだろうか。単なる酒の席での誤りではなく、業界の上下関係を
利用してそういう行為を繰り返していたと思われる。これはジャーナリズムに
対する背任行為であり、決して許されるものではない。75歳のジャーナリス
トがどう責任を取るのか、最後のプライドを見せてほしいものである。
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