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2018年12月07日18:04

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リンダ・ロンシュタット病気引退

ああ、私の歌姫の一人が既に7年前に引退していたとは…

確かに目力があり、シュッとした顔立ちの美人さんが、ある日を境に物凄く顔がパンパンに腫れていたのを目にした際、驚いたものだ。
それは90年代半ば甲状腺の病気発症とのことだったので恐らくバセドゥ氏病かな?と思ったが、他にも橋本病との説もある。
ここまでは歌えていたのが、2006年発売の
Adieu False Heart
を最後にアルバムを出していなかった。

1946年生まれの蟹座。60歳還暦で偉大な足跡を残したシンガーだから十分に歌い切ったのだろうと思っていたのだが、2011年に事実上の引退を発表。
理由はパーキンソン病だという。
日本じゃ難病指定されている重病だから、そりゃ活動も出来ないだろうが、70歳前に歌えなくなったのは、本人も辛かったろう…。

さて、整理の行き届かない私のCDライブラリーから、彼女が54歳の時に発売した
A Merry Little Christmas
を見つけた。

10年ぶり位に聴いてみたが、これがかなり良い。

クリスマス・アルバムはエラ・フィッツジェラルド、カーペンターズ、ホイットニー・ヒューストン、アーロン・ネヴィル等、かなり持っているのだが、これまでのベストは選曲、歌唱、アレンジの3点からグロリア・エステファン姐さんがベストだったが、このリンダ姐さんのアルバムはそれに迫る出来栄え。

グロリア姐さんが全編ラテン系アレンジで元気の良いアルバムなのだが、リンダ姐さんのそれは、大きく二つの構成からなる。
クリスマス・ソングの名曲をオーソドックスかつキチンと歌い上げたスタイルの前半と当にクリスマスをイメージした聖歌隊の合唱やしっとりとした聖なるイメージの後半の二部構成。
ホワイト・クリスマスはローズマリー・クルーニーとのデュエット。
亡くなる2年前だったこともあって、声のコンディションも歌い方も今一つ二つだが、ポピュラー歌手〜ジャズ・シンガーになった大先輩を敬愛してゲスト要請したのかもしれない。
ジョニ・ミッチェル「リヴァー」も非常に良い仕上がりでアルバムにしっくり馴染んでいる。
これ、聴き飽きない非常にレベルが高い仕上がり。

私の大好きな女性シンガーの一人がもう歌っていないのは残念ではあるが、彼女の傑作アルバムは数多い。
中でも、外せないのが
1. Cry Like A Rainstorm, Howl Like The Wind…最高傑作?
2.俗にいうスタンダード三部作『What's New』『Lush Life』『For Sentimental Reasons』…ジャズ・スタンダードの金字塔でネルソン・リドルの起用が大正解
3.Hasten Down The Wind…グラミー賞受賞の傑作。じっくり聴くと心に沁みる。

他にもシングルヒットを含め沢山ある。何か久しぶりに引っ張り出して聴くか!
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