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2018年11月15日22:34

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寺山修二展。

先週、行ったけど休館中で残念な思いをしたので、
天気も良くなったこともあり、
〜あなたと二人できた丘は・・と一人だけど、
薔薇の咲く港の丘公園を散策。
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水曜休館の大仏次郎記念館の前をとおり、」
県立神奈川近代文学館の「寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに」
を見に行く。
寺山修二は生きておられれば、私より一回り上、昭和10年生まれである。

1960年代から70年代に最も活躍された人のひとりである。
そのせいか、来館されてる人は、七十から八十代のシニアがほとんどである。
自分も、彼らに劣らず、シニアだが、なんか、不安な気持ちになる。
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ホールに入ってすぐに、映像により寺山修二。
寺山といえば、唐十郎の状況劇場、早稲田小劇場の鈴木、黒テントの佐藤など、アングラ劇団が
新しい演劇として見られていて、まだ二十歳そこそこの私もずいぶん感化されたが、
それと同じ世代がこの展示にも興味を持つのは当たり前の事、
映像は、天井桟敷の舞台。
前衛舞踏というか、かなり心理的な劇で、じっくり見ないと、本質には触れられない。
jっと、椅子に座ってみていると、
年配の男女のグループががやがやとやってきて、いやぁ、ついてゆけん」とか「わからんし・・」とか、
やたらめったらにおしゃべりするから、途中までしっかり見てたが気がそがれ、
途中で席を立ってしまった。(残念)

寺山は初期は歌人である。
中学時代から始めた短歌は早稲田大学に入るころ、最も熱をおびてきたが、
歌人たちの交友関係も面白い、たんかとか、俳句は、熟年の方でも盛んに、
創作するかたがいる。
二人連れの老婦人 が作品をみながら、大きな声で、解説して歩く。
気にしないようにしてるが、やっぱり気になる。
その場から離れ、彼の趣味の競馬や馬主、などの逸話を見ながら行くが、
残念ながら、心に残るところまでは行かないまま、見おわった。

寺山修二の肩書は、歌人、劇作家、詩人、俳人、映画監督、脚本家、作詞家、評論家であり又、
馬主でもあり、それぞれが、現存とは違う新しい卓越した才能の持ち主故、どこを切り取っても、
興味深い作家だと思うが、それぞれが素晴らしい故、全部一堂に展示されると、
私ののように、脳の許容範囲が狭い男には、収納できない作品展であった。

できたら、少なくとも、短歌、俳句、詩などと、演劇、映画、分けて二回か三回ぐらいにしたら、
いいのになぁ。

消化不良のまま、「書を捨てよ、町へ出よう」ではないが、
文学館を出て、地元に戻り、駅前の立ち飲み屋で酒をのむ。
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あまり聞きおぼえの無い地酒が並んでいるので、何処の酒か聞いたら、
オーナーがなら出身で奈良の銘酒ばかりをそろえているとか、
どちらかというと、やや甘めだが、口当たりが良くぐいぐいいけた。
立ち飲みといえど、刺身やおでん、焼き鳥となんでもある。
クジラのユッケがあっつたのでそれもいただく。
とろっとろで柔らかくうま〜い!今日一番かも。

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