お子さんを亡くされて…　３

お子さんを亡くされた
お客様の話のつづき・・・

お子さんのお友達には
亡くなったことを伝えたけど、
今も交流が残っている
高齢の恩師や
ご自身が親しくされてる年配の方、
ボランティア先の高齢の方達には
お子さんが亡くなったことを
お話されてないと
おっしゃっていました。

理由は
自分よりはるかに
若い子が亡くなったことを
聞いてショックを受けて
欲しくないから・・・

若い人はショックなことが
あっても、いずれは
立ち直ることができるけど、
高齢の方は難しい方もいらっしゃる。

もし、ショックが
数日だったとしても
その後、その人に
どういう影響が
表われるかわからないので、
言わない方が
いいこともあると思う。
噓も方便っていうでしょう・・・
とおっしゃっていました。

自分がその年になってみないと
本当のところは
わからないのですし、
個人差も、もちろんあること
だと思うのですが
周りの方を見ていて、
年を重ねた方のショックの受け方は
こちらの想像以上に
深く刻まれてしまうことが
あるように思えます。

体力だけでなく
心の回復力も
衰えてくるのかなぁ・・・

その方がどれほどの
ショックを受けるか
わからないのであれば、
あえて言わない方が
相手のためになることも
あるな・・・と思いました。

もちろん、いつか知ることに
なるかもしれないのですが、
日が経っていると
ショックも少しは和らぐような
気もします。

もちろん、水くさいと
思う方もいらっしゃるとは
思います。

ただ、事実をありのままに
伝えることが正しいことと
言い切れないことも
あるなぁ・・・と思いました。

相手を思うやさしさって
１つじゃないですね。