帰還困難区域

東日本大震災から七年

今年もやっぱり
ゴールデンウィーク恒例の福島旅

その中から幾つかハイライトを

福島県の太平洋沿岸を
なぞるようにつながる国道六号線

去年は原発作業の最前線になった
Jビレッジまで北上した

今年はそこから更に北上して行く

楢葉そして富岡
あの頃テレビでよく見聞きした地名を過ぎる

夜の森公園辺りからは
帰還困難区域に突入

通過出来るのはクルマだけ
自転車やオートバイは通行出来ない

国道に交差する通りは
全てがバリケードで封鎖され
許可されたクルマだけが検問を受けて進入出来る

大熊町
ここが一番福島第一原発に近い
直線距離で三キロほどか

原発から延びる送電線が頭上を通る

帰還困難区域の国道に面したお店は
もちろん営業出来ずに
あの日のままに放棄されている

中には商品がそのままに見えるお店も

完全に廃墟の街並み

双葉町を過ぎ
浪江町に入ったところで
やっと制限解除

それでもやっぱり廃墟化したお店や民家がある

あの日から
まさに時の止まったままの街並み
またいつの日にか
時が動き出す時が来るのだろうか

色々考えさせられるドライブでした