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2018年03月08日05:09

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いとかくや袖はしをれし野辺にいでて昔も秋の花はみしかど 皇太后宮大夫俊成

いとかくや袖はしをれし野辺にいでて昔も秋の花はみしかど
 皇太后宮大夫俊成
 入道前関白、右大臣に侍りける時、百首歌よませ侍りけるに
 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 341

「こんなにまで袖がくたくたにぬれたことがあったろうか。昔も野辺に出て秋の花を賞でたことはあったが。」『新日本古典文学大系 11』p.112

長秋詠藻[藤原俊成の自撰家集]「右大臣家百首・草花」、治承二年(1178)七月詠進 。
入道前関白 藤原兼実 1149-1207。
昔 作者は当時六十五歳で、既に出家している。
「秋花」の歌。

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)1114-1204)定家の父。
詞花集初出。千載集撰者、千載入集三十六首。『六百番歌合』判者。
新古今入集七十二首。勅撰入集四百二十二首。
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では在原行平と番えられている。
小倉百人一首 83 「世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる」
http://bit.ly/WBaPKp
http://bit.ly/165RuQ6

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