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2018年02月27日06:52

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痴漢はなんで成立するんだろう?

女性専用車両問題には二つのレベルがあると思っています。

まず「不当だ!差別だ!」と騒いでるヤツは何を憤っているのか?
日頃の鬱憤をため込んだオジサンの難癖、屁理屈はちょっと横に置いといて、すこし寛容になって考えてみる。

まずはこれ、都会の満員電車で「女性専用車両は空いてるじゃねぇか!ずるい!」ってことじゃない?って思うんだけど違うのかな?
そうだとすると…
いやそうだとしても、「みんな平等に満員電車で揉まれるほうが正しい」というのはちょっと“リベラルバカ”過ぎる感じがします。
そもそもは痴漢被害に対する緊急避難策ということでしょう。
厳密には“差別、不当”だとしても、他に手が打てないのであれば、直ちに無くすのがいいのかどうかは疑問だなと思います。

ただし、ここでの根本問題は過密乗車です。
女性専用車両は過密乗車への配慮がないのが悪手ですよね。


次のレベルは痴漢そのものについて。
そもそも問題なのは痴漢行為のハズです。
女性専用車両は根本問題である痴漢行為に対する防止策になってないので間違いなく悪手です。
ほんとは痴漢対策をもっと考えたほうがいいハズ。

ただ、鉄道警察官・車掌の配置とか、監視カメラとかの話もあったと思いますが、日本の通勤電車の異常な過密さの前では効果がなかったり実行不可能だったりするでしょう。
別のアプローチを考えるべきと思います。


「そもそも痴漢はなんで成立するんだろう?」
コレずっと思ってるんですが、
あんなに人がいっぱいいるところでヤラシイことが出来るのは“ものすごく異常なこと”ですよ、素朴に考えて。

状況的に無作為と故意の判断が難しいというのがありますよね。
「これ痴漢かな?」みたいなの。
「違ったらどうしよう」みたいなの。
「下手に声あげて晒し者になったら嫌だな」みたいなの。
「周りのオッサン、味方してくれないだろうな」みたいなの。
とか思ってるうちに大変なことになっちゃって、もう恥ずかしくて言えないみたいなの。
あるいは、言ったとしても
「触ったでしょ!」「触ってねえよブス!」みたいのを周りが冷ややかに見てるの、よく見かける。
正直、周りのオッサンとしても、確実に現場を押さえない限りはジャッジできないので困るわけです。「どっちの言い分がホントなの???」みたいなの。

つまり痴漢が成立するのは、誰も行為を証明できないからでしょう。
ついでに痴漢冤罪が起きるのは、不行為を証明できないからでしょう。
なので痴漢については、加害者を摘発する方向では問題が多い。
被害があってからではわりあい手遅れ。
対策としては抑止、未然に防ぐことを考えるほうがいいと思います。

だとすればやはり初期段階で意思表示するのがかなり有効だと思います。
さすがに「やめろ」と言われて「いいえ、やめません!」というのは不可能な気がします。
痴漢してやろうかというヤツも、意思表示があればそこで留まるのでは?
少なくとも出来心の行為はかなり防げるのでは?
無作為と故意の線引きについても、
もし、手が当たった段階で意思表示できれば、「ちょっと手どけてもらえます?」「あ、ごめんなさい」くらいで終われて平和じゃないかなと思います。

いま現在、日本の社会の空気感でそれが言えない、言いにくいのはわかります。
でもそういうのは鉄道会社なり、国土交通省でもいいですが、キャンペーンを張ってでも積極的に変えていくべきと思います。
トラブルになりそうって思うのはわかるけど、「痴漢は犯罪です」ポスターとか「女性専用車両は任意協力です」とか、いくらなんでも腰が引けすぎじゃないでしょうか。
問題提起してネットで盛んに議論されるくらいでもいいと思います。
「満員電車、お互いさま」はホントはみんな理解してると思うし、たいていの人はホントはそんなすぐケンカしないと思います。
痴漢に限らず、「すいません、降りまーす」とか「もちょっと詰められる?」とか普通に言えるようになれば、みんな今より幸せになると思います。


あとテクノロジーでの対処はもっと考えるべきでしょう。
「やめろ」と言えれば済むと言いましたが、どうしてもそうできないひと
気の弱い方、こどもなど。
悪質な痴漢はこういう弱者を狙うと言います。

例えばスマホアプリで意思表示できるようなのがあればいいんじゃないか。
自分の代わりに声をあげてくれる。
「痴漢行為はやめてください」 …はもうちょっと表現を考えたほうがいいかもしれんけど
特有のブザー音でもいいかもしれない。

あるいは、「痴漢にあっています!」をアプリで発信すると列車のシステムがキャッチして車掌に通知。
「痴漢通報がありました。車内で行為がないかご確認ください。」みたいなアナウンスが入る。
みたいなことはやってもいいんじゃないでしょうか。

いずれにせよ、過密乗車の状況が変わらない限り、誰かに解決を押し付けるのは無理だと思います。
みんなの善意に期待する、みんながもっと協力できる流れをつくっていくのが好手なんじゃないかと思います。
どうでしょう?
(もうちょっと短くまとめろ、オレ)


■「女性専用車両」違憲訴訟、男性側敗訴のケースも…トラブルの火種、くすぶり続ける
(弁護士ドットコム - 02月24日 10:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5000822
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