mixiユーザー(id:787023)

2018年02月27日00:25

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便利と引き換えに失うものは?

個人が所有することについて電子書籍はいろいろ便利なんだけど、書店の本棚みたいに実体本が並んでいるのはやっぱり一覧性に優れていて、便利と引き換えに失うものについては考えるべきと思う。

電子書籍で本を選ぶ場合、検索性が優れ過ぎていて「視界に入らないモノは存在しないと同じ」なので、興味のないジャンルのものが目に触れる機会がぐんと減るんじゃないかと思う。
全体では、ネット特有の「横への広がりの見通しの悪さ」でもって「声のデカいヤツ以外ぜんぶ滅ぶ」というのがここでも起こりそうな気がする。
そうだとすると、過去の良作やランキング圏外の良作、不人気ジャンルなどが埋もれてしまうことにならないかな?

おそらくネット上にも良作を紹介するキュレーション的なものは出てくると思います。
でも究極の市場原理の徹底たる自動検索によって、いまやインターネットは実は多様性とは真逆のメディアになりつつある面があると思います。
細分化されたジャンルはタコツボ化して相互のリンクが途絶えたまま衰弱するのではないでしょうか?
そうすると、これまで互いに影響しあって保たれていたマンガシーン全体の多様性、豊饒性が損なわれる可能性がある。

「でも紙の本がいいよね」ということより、電子書籍に主流が移ったときに「マンガってどうなるの?」ってことのほうに、やっぱり興味と心配があります。

■電子コミック売上、紙を上回る 「こち亀」完結の影響も
(朝日新聞デジタル - 02月26日 16:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5003554
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