週刊モーニングに短期連載された作品の単行本化。
自らを「中身はおっさん」という女子高生とサラリーマンが綴る不思議な物語。
思考実験と実証の積み重ねがさまざまな人の生活とからみあう。
連載中は毎週楽しく読んでいたが、単行本としてまとめて読んでも楽しかった。
物語的にはどちらかというと楽しさよりももの悲しさのほうが勝っているが、それを救っているのが二人の主人公のキャラだろう。
主人公の一人である女子高生の謎については、途中でだいたい想像はつくが、思いっきりクリフハンガーで連載が終了したときは続編が予告されていたとはいえ、さすがモーニングと思ってしまった。
続編は来年春、待ち遠しいものだ。
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