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2017年10月18日19:15

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あっもうだめヒーターヒーター

あっという間に冬では。

土曜日はサタスペ、DD3氏GM。とうとう太陽の塔が出てしまったの巻。
日曜日はBoA、悪太郎氏GM。黒犬、お前の名前何にしようか。黒須左京とか……痛い!何で前足で叩いた!の巻。


サタスペ、参加もれしている回もいくつかありまして
何度かお仕事ももらいながら、私はお会いしたことのない地獄会の会長に
呼ばれてるよ、え、いつ会えるような身分になったのみたいな所からスタート。

これまで互いに関わってきた事件を鑑みるだに、
ぶっちゃけた話、オオサカに新勢力が手を伸ばしてきており、
これが「獄」と呼ばれる危険な連中であるのだ、
これに対抗しなければならない、コンビナートは連中と手を組んだらしい、
というお話。

実のところ、我々PCにもその関係者は数人おり、
隠ぺいハンドアウトとしてもらった情報にまだ不透明な部分も多く、
その危険性がにおわされる限りなのですが、


今回会長は、はっきりその対策に乗り出すらしく、以下のものを探すよう、PCたちに依頼を投げかけてきました。
「M資金」……天才的な手腕で大阪を纏め上げ掛けながら、突然の死を迎えた地獄組前会長が
ひそかに残したと言われる膨大な資産、いわゆる「埋蔵金」という奴です。


これに至るために必要なものは二つ。
埋蔵金の場所をの情報と、
埋蔵金を開けるためのカギ。

鍵については、以前の依頼であった「地獄組の飼い猫」の首輪がそうであるとのこと。
敵対勢力の動向もあるし、
とりあえず即、猫の確保に向かった方がいいと動き始めるのですが、

直後のラウンド、情報収集などをする人はできる限りしつつ、
そこで出てきた情報も含め、
そのラウンド中に向かった会長邸シーンでさっそく……

・そこに自分のアクションで行った人犯罪判定してください
→犯罪2なんですよね……ファンブル逆転成功。
→猫をひっつかんだ4人組が車で爆走していくのが見えるよ

・見つけられたから一マス差でケチャップしていいよ。
→精神一番高いの味方NPCだね!……難易度クッソ上げてファンブル逆転成功。
→追いつけたよ

・猫を奪うには高難易度肉体判定してね
→肉体の高い人……失敗。残った子供、ファンブル逆転成功。
→猫を回収できたよ


即回収の判断+苦手分野を含めた全判定成功で、やっと間に合うという。
毎度5〜6回分の情報収集をする我々より早く動き、
地獄組会長の私邸内での強奪行為を無傷で行う……
これは、そもそも我々の作戦開始が相当後手に回っていたのか?

とも思いましたが、
ほとんど次の行動ラウンドで(とはいえ一夜明けていますが)向かった埋蔵金の場所を知る老人の場所にもほぼ同時登場してくるので、
そもそも連中が異様な「速さ」であることは間違いないようです。
あれ、これ埋蔵金の場所が知れた瞬間に追い抜かれる奴では。

とはいうものの、
埋蔵金の場所は何と万博記念公園。
太陽の塔がこれを守っており、鍵を提示したうえで、彼の試練に耐えないと(要はボス戦で太陽の塔とケンカです)
埋蔵金を受け渡してくれないのだとか。
どっちかって言うとそれを知っていれば漁夫の利を狙ってくるだろうか?



ていうか太陽の塔と喧嘩って。


相変わらずの戦闘脅威度ですが、
なんぼか前にクリーチャーの装甲アイテムを盗むという事例を作っていたPCがいるため、
専守防衛の性質を持つ太陽の塔が「攻撃」をされずにまごついているうちに
主武器のビームと装甲を両方盗んでしまおうという見通しが立ち(素手で殴られたって9点固定は来るんですが)

肉体25から来る判定回数のみを敵として戦えばいい、という手立ては
何とか有効に働き(ダイスがGMの敵であったため、肉体25はファンブルメーカーの役に立つ部分の方が大きかったし)


以前のシナリオから登場しているアイドルに起こされた強制デートの関係で
ラスト戦闘に出られなかったPCを参加させてあげられないままながら、
ラウンド的にはほぼ最速で太陽の塔の試練を黙らせるところまでは行ったのではないでしょうか。


というところで、当然漁夫の利を狙ってくる敵方亜侠たち……。
もちろん、なんのかんの太陽の塔とケンカしたわけですので、人数の一人足りない我々は、とりわけ精神点的にはボロボロ。


それでも、いつの間にやら増えている切り札はあるもので、
相手にモラル判定を強要し、行動不能になった仲間が出た時にモラル判定を強要し、整合値をいじり……
といったスキルが駆使されて
なんとそちらではまともな攻撃判定なしで勝敗が決します。
とうとう今回、14番表を振る羽目になったのは、


強制デートの後、少し前に情報イベントで殺してしまった(≒獄の手下になってしまった)自分のキャラにサシで遭遇し殺されかけた、
はぐれていた一人だけでした。

おーい、大丈夫か!「小銭拾った!」以降の連絡途絶えてたけどどうしたんだ!





BoAの方は、
悪魔との三番勝負と、魔除けの犬のお話。


PC1は、墓場で出会う影の薄い少女に、
これから悪魔と三番勝負を行うので、これの立会人になって欲しいといわれ、

PC2は、何か大きな黒い犬が、道をふさいだり、服の裾を噛んだりと、
なんかちょっかいかけてついて回るので、その意図を探ったりする。



というものですが、
まあ、日本でいうところのしっぺい太郎に近い構造なのかな、となんとなくのアタリがつきます。


ただ、もちろん西洋とかBoAの世界でこの手の伝承がどうなってんのかな、というのをもちろん紐解くことで「シーンを作っていく」事をしないと物語にはなりませんし、
少女の方がなんで悪魔と勝負なんかしなきゃならんのか、という部分を詰めていく必要もあります。



真相から書いてしまえば、

少女は亡霊。勝負のたびに悪魔の台打ちとして出てくる騎士が、悪魔にとらわれた兄の霊であり、
彼を悪魔から解き放つために自分自身をかけて勝負をしている。
内容は、バックギャモン、カード、九柱技。
ただ、
彼女自身は「自分から誰かにその望みを教えることができない」という呪いにかかっており、
前大戦で「身元不明」の遺体になってしまっていた彼らの素性を調べ上げないと、その結論にはたどり着けない。


犬は、形状的には「ブラックドック」。見ると死ぬ妖精。PC2は死ぬのか?
とも思われるのだが、
この黒犬の怪物、伝説の習合量が半端じゃなく、能力・意味は多岐にわたる。

こいつの場合はおそらく「墓守グリム」。
「墓地ができて最初の埋葬者は、冥府に行かずその墓場の番人になるのだが、その役を人間にやらせるわけにいかないため(特にキリスト教以降)、最初は犬を埋める」
という慣習によって生まれる「力ある犬」。


じゃあ、もとは「生きていた犬」なのかな?と調べれば、
いまや悪魔の虜囚となっている騎士の、生前の愛犬。
縁起の悪いブラックドックも、「それを従えることのできる実力者」となれば、
途端に魔よけの意味になると誇っていたらしく……。


この「墓守」が、PCの下へ訪れ、ちょっかいをかけ、
あちこちに連れまわしては新しい聖痕者と引き合わせようとするのだが、
本来墓守犬はその墓場から動けないハズで、そこにも謎が残るところ。
原理を読んで取るところでは、


なんでも、前大戦の無縁戦死者を、古びた教会の墓地を拡張してとりあえずぶっこんどけ的に
急造された墓地に、
一番最初に葬られたのが、兄騎士。
その上に覆いかぶさるように葬られたのが愛犬。
しかし、荒れ放題になっていた上に、墓地拡張時に聖別地勢を無視して作っちゃったもんで
その墓地は神の加護から外れ、闇の勢力が自由に出入りして死者を自分のものにできる空間になっちゃったそうで、
「墓守」の任を帯びるはずだった兄は(防備を頑張ったものの)悪魔にその魂を奪われてしまった。
とすると、
じゃあ墓守誰がやるの?と言ったとき、繰上りでその次の愛犬が……


繰上りとかあるの!?


ただ、
兄騎士が「その墓場に魂を囚われ、任を帯びている」状態は変わらず、
つまり引継ぎが中途半端にしか行われていないので、
犬の方も完全な「墓守」にも、まして「ブラックドッグ」にもなれていない、という状態で、
墓の外にも歩いていけるけど、魔除けのために自分以外の人の助けをまた必要とする、と。


「1勝でもすれば兄は返してやる、3敗したら妹は悪魔のもの」という約束事の中、
バックギャモンでは賽の目を支配され、カードでは(聖別したカード持ってくなどの小技は用いましたが)カードを呪われたうえに心理的に勝負にならず、

兄弟二人とも生前から異様にうまかったという九柱技に望みが繋がれるのですが、

このころの九柱技は全然ルールが整備されておらず(BoA公式でも”ブレダの教会のトップがやっと整備しつつある”とあるくらい)、
スコアの付け方でどっちが勝ったかぶれるくらいの伯仲戦。

最後の結果にもめにもめ、勝ち負け両方カウントしたらいいんじゃないみたいなMUGENみたいな意見が出たあたりで、
「この3番勝負は、じゃあ人間の1勝3敗でいいということか」
というのを悪魔が一瞬認めたあたりで、

兄にかけられた呪いが解け、天に帰れる状態になります。
しきたりに従順な悪魔ってこうなのよね。

ただ、このままだと妹の魂がまた取られるとかとられないとかいう話になるのですが、


ここで、「墓守」の役が完全に犬に引き継がれ、
教会の鐘のような魔除けの吠え声を上げると、魔神の現身がはがれ、本体が怒り狂ってご登場します。

「そんなら次は妹さんの魂をかけて聖痕者と勝負だ!」
と古式ゆかしく喧嘩をしてくれることになるものの、


PC二人で魔神と喧嘩か……!!!


「魔神の攻撃だ、複体攻撃だぞ」
「NPCの∵拡大∵使っちゃおうか」
「つかっちゃおう。ええとコロコロ」
(コロナ・アクア・アダマス、使用が久しぶりすぎる持ち込みでデータ運用がとっさに出てこない)
「ええと、クリティカルが7までしか上がらなくて、マイナス2で5になって、ダイスが減って二つになるから……ああ、カバーリングしてるとはいえ防御失敗だー」
(本当はダイス三つクリティカル9までは出せたのだが……)
「じゃあ、70点だ」
「ええと、カバーリングして倍ダメージを受けて……∵因果応報∵……」
「えっ140点帰ってくるの?」
「∵拡大∵もあるから210点かな」

「∵戦鬼∵で回復魔法するぞ、おい起きろアダマス」
「むむ、スマンスマン。」

「ま、まだ魔神の手番だ!さっきより火力あるぞ!150点だ!」
「あっ防御失敗した……NPCの∵活性化∵つかっちゃおうか……300点返す……」
「ちょっと待って」


魔神って回復手段に乏しいのでこれをされると実はあっという間にひどいことになる。
二人パーティじゃないと出来ない戦法ですが……(これ以上いると、”八面六臂”に失敗してる時点でパーティの死人が激増するので)
犬の意図を組みつつ、じゃあとばかりにそれ以上に頼れるNPCを集めていたということもありますが、
”かりそめの不死の印”を否定形奇跡で封じるとそれでだいたい詰みということで、
アダマスさんを最後に起こして早期決着。

GM曰く、「魔神が2回殴る以外何も起きてない戦闘だが!」とか。
まあまあうん。



墓の番人どうしようか、
この犬は元の飼い主とともに逝くべきだろうか、
真教的には犬には魂ないし一緒にはいけないのではないか、
やっぱりクリーチャーとしてこの墓を守ってもらうのか、
と最後の所作にちょっとパタパタしますが、

件の悪魔がヤギの頭蓋骨仮面を残していったもので、
「じゃあこれ埋めて、荒神を祀って守り神になってもらうのできないかな」「できるよ」「やってもらおう!」
となり、
犬は……

犬はもらう!まだ元気なのだからな!



…………


「力のある犬」の伝承は多分追っていくとかなり複雑なことになりそうですが、
世界的にどういう風に展開してるかたいへん興味深いところ。


「境界線を守る犬」は、日本でも、狛犬はもちろんシーサーもデザイン的には近いですし、
狛犬と同じ場所においてあるお稲荷さんも「野狐」からダキニ天に行けるでしょう。
西洋では恐らく牧羊犬……というか、「羊飼い」の友です。
神話レベルなら「地獄の番犬」はケルベロスもオルトロスも全部ここでしょう。


「凶兆の犬」というなら、送りオオカミなどもいますし、
どうも「パットフット」という言葉がそうした「後ろをついてきて、転んだ奴を食おうとする」犬の怪のようですが、
まあここまでくると半分ベトベトさんでしょうか。
この辺の「道の怪」は、貂、転じて野狐、古くはジャッカル、というのがルートになるでしょうか。


ただ、
これがヘルハウンドを挟んでバーゲストまで行くと、
語源は「ベアゴースト」、熊の悪霊となり(こういうのは”子牛ぐらいでかい”というし)、
こうなるとこれは単に熊というより「自然霊のヤバイ奴」、「濁音で子供をビビらす普遍的怪物」である
バグベアー、バガブーとかブギー、ボガードとか
そこまで行っちゃうので、


ううん、犬というと
そもそも「人界」と「自然界」を脅威度を保ったまま行き来できる、「友人たり得る人外」という立ち位置自体が特殊なのかもしれない。
熊ほど不可侵の象徴ではなく、
人霊ほど画一的でなく。
狩猟時代からの神話になってしまうのかしら。



縄文神話レベルになる、といえば、
今回の話は妖怪ハンターみたいだったな!(祭祀場が間違って増設されてわけのわからんもんがムコウの世界から来ちゃうので、しきたりに従って追い返すという)


それとは別に
今回の半分イメージソング

物煎餅うたもっと流行れ。


ミネアさんは黒犬を手に入れた。
偉そうに先に立って歩こうとする。

おい、お前あった時と態度違くない?

外面が良かっただけなのか……!?
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