えー、写真を追加して日記としてまとめます。
データの説明ですが、実歩行タイムと、標準コースタイムを参照時間として併記します
参照時間は、山と高原地図、2004年版槍ヶ岳・穂高岳、2006年版剱・立山 より引用
**自分の実力把握と、読まれた方へのご参考まで
8月30日(水) 雨-曇り(ガス)-一時青空が覗く
この日は、全く写真にならず
やっとこの時間帯だけ、雲が開けて少し青空も見えました。
千丈沢分岐から見上げた、槍ヶ岳山荘(小さく写っているんですwww)
登山道整備の6名くらいの方々と、ビジターセンターで会って、その後最終水場とこの分岐で
ご一緒させていただきました。 草刈り機を背負って登り、登山道脇の草を刈るのです。
この日は、千丈沢分岐から中崎尾根の上側(奥丸山頂〜千丈乗越の間)辺りを予定
夜は槍平小屋へ泊って宴会で、明日もやるのだそうです。
こういう方々がいるから、僕らのような登山者が安全に登山ができるのです。 ありがたや。
もちろん、朝会った際も、水場で再会した際も一番に出した声は「ありがとうございます」です。
この日は、元々南岳小屋で幕営の予定でしたが、道が悪いこと、荒天のため、天場が山頂直下の稜線という事で、小屋への素泊まりにしました。
素泊まりは2名、16人部屋で2人 と とても快適でした。
6:15新穂高温泉・登山者用無料駐車場7:10-7:20ビジターセンター(登山届提出)7:25-8:15穂高平小屋8:25-白出沢(ここまで車道)9:10-滝谷10:30-11:20槍平小屋(コース変更)11:35-13:35千丈沢分岐(救急箱)13:45-飛騨乗越15:30-槍ヶ岳山荘15:45
行動時間 8時間35分(40分以上の休憩含む)
**参照 新穂高p-(2:00)-白出沢-(1:30)-滝谷-(1:00)-槍平小屋-(2:30)-千丈沢分岐-(2:30)-槍ヶ岳山荘 合計時間9時間30分
8月31日(木) ガス-晴れ(雲海)
まずは、百名山・槍ヶ岳(未踏)
小屋5:30-5:45槍ヶ岳山頂6:00-6:20小屋
写っているのは、先に登っていた茨城大学の5人、賑やかな山頂でした。
小屋へ戻って、荷造りして、雨装備で歩き出します。
徐々に雲が晴れ、展望が得られるようになります。
この写真は9時前後 西鎌尾根で一番目立つ硫黄岳です。 臭い(温泉臭)もするし。
上の右側(2枚目)の奥には、燕岳が写っています。
11時前に着いた双六小屋辺りは、綺麗に晴れています。 が
14時過ぎに着いた三俣山荘はガスの中、さっさとテントを設営して昼寝していたらいつの間にかテントがびっしょり。15時頃に小雨が降ったらしい。 早着きは鉄則です。 運がよかった。
テント場も密度が低く、隣を気にせず寝られました。
夜中22時頃にトイレに起きたときは雨は上がって、ガスガス
さらに明け方3時頃にトイレに出たときは、快晴で満天の星空でした。
小屋7:00-千丈乗越7:35-左俣岳(三角点)9:05-10:50双六小屋11:10-双六岳12:10-三俣蓮華岳13:20-14:15三俣山荘(テント設営)14:35
行動時間 8時間05分(35分以上の休憩含む)
**参照 槍・往復1:00-(1:30)-千丈乗越-(2:50)-双六小屋-(1:40)-双六岳-(1:00)-三俣蓮華岳-(0:30)-三俣山荘 合計時間8時間30分
9月1日(金) 快晴・雲海
この日は満点の日でした。 沢山写真貼ります(笑)
まずは、三俣山荘を渡る、滝雲の連続写真
一枚目は6:05、山荘がくっきり見えますが、6:22には雲に隠れます
さらに6:26 4枚目は6:36の撮影。
あっという間に分厚い雲が流れて 黒部川源流域へ流れ込んでいきました。
ですが、雲の上にいる僕から見ると 雲海の上で最高の展望が楽しめました
左は大天井岳、右が槍ヶ岳です。 手前のなだらかな祖父岳、その奥は薬師岳です
右手前の祖父岳、中央奥は北俣岳、左は黒部五郎岳。 さらに三俣蓮華岳と双六岳
槍・穂高連峰、乗鞍・御嶽、右側は笠ヶ岳です。 左から大天井岳、奥に常念岳、右は槍ヶ岳
燕岳の稜線は低いので、先端だけ雲の上、裏銀座、野口五郎、烏帽子岳の奥には鹿島槍
標高が下がっても、良い景色は続きます
雲の平山荘は、屋根もテラスも 干し物で一杯。 良い天気の日は小屋も忙しい?(笑)
高天原峠へ下る道、全然期待していなかったのですが ここも素敵なルートです。
そして、下った先の高天原(別天地/天上の国という意味)も素敵な場所でした。
温泉だけでピストンするのは勿体ない。 右の写真は小屋のすぐ脇の湿原でバックは薬師岳
最近新築になった小屋は、中も外観も綺麗 ついでにトイレも綺麗(笑)
で、お待たせしました。天上国の温泉です。 天岩戸の中は覗けません(笑)
温泉沢の両岸に二つずつの浴槽が作られています。
まず目立つのは女性専用のもので、5面に仕切りが(屋根があるのはこれだけ)、右岸の下部
2枚目は、左岸の下部にある完全露天の槽、僕はここに入りました、一番長湯に適している湯温です。
3枚目は左岸の上部にあるもので、一番源泉に近いのに、湯温が一番低かったです。
4枚目は右岸の上部、女性用のすぐ上にあります。
性別指定のない3つの湯船の中で浴槽は一番大きく、最も温度が高かったです。
壁は無いけど脱衣室は有る(笑) 周りは木々で覆われていて解放感は今一。
さらに、誰も期待してないかもですが、夢の平です
こんな感じで綺麗な池と湿原があります
この日の小屋泊は11名、前日は団体が2組入って満員だったようなので ラッキーでした。
天場5:50-鷲羽岳7:00-岩苔乗越8:00-8:30テント干し9:00-祖父岳9:10-雲の平山荘10:20-高天原峠11:40-三角点11:50-高天原峠12:00-高天原山荘12:40
山荘13:45-14:00温泉14:10-14:25夢ノ平14:40-14:55温泉15:30-山荘16:05
行動時間 9時間10分(1:05分以上の休憩含む)
**参照 小屋-(1:30)-鷲羽岳-(1:40)-祖父岳-(1:05)-雲の平山荘-(1:30)-高天原峠-(1:00)-高天原山荘-(0:20)-温泉-(0:20)-夢ノ平-(0:50)-高天原山荘 合計時間8時間15分
9月2日(土) 双六小屋まで快晴、その後ガス、鏡平〜ワサビ平間は雨
前日比較的楽な行程だった事、温泉に入って脚がかなり軽くなったこと、小屋が空いていて夜も朝も他人が作ってくれたご飯をお腹いっぱい食べられたこと、などで
この日は頑張ることに、前日から決めていました。
その為、前日までは巻き道のあるピークもすべて踏んで、思い残すことを減らしてあります。
コースタイム13.5時間 なのに 朝ご飯を小屋で食べるという僕に、小屋番さんの「え?」という顔(笑)
夕飯は9人でしたが、朝食は4人だけ 山で早出は普通ですが 敢えてこの選択
お楽しみは、水晶池
静かな湖面に写る 水晶岳(縦位置しかフレームに入らないのは、引きがないからです)
この後は、沢沿いに上がって、沢沿いに下がって・上がって三俣小屋(笑)
ガッツリ巻き道で双六小屋。 行動食に余裕が無くなったので、カレーライスを(笑)
事前に決めていたのは、双六到着時間で12時前なら下山、14時過ぎならもう一泊
ですが、カレーを食べて12:55の出発 微妙だ(笑)
小屋の裏にあるテント場を過ぎるとすぐにガスに巻かれて、この後青空を見ることはありませんでした。 寒いので、半袖半ズボンだったウエアを、長袖長ズボンに変更したり。
鏡平で雨が降り出して、カッパとスパッツを追加したりと、大きく標高を変える日は色々と大変でした。
遭難危険人物への対応も含め、結構いろいろあったので それは別の記事で
小屋6:15-6:55水晶池7:15-岩苔乗越8:55-三俣山荘10:15-12:25双六小屋12:55-14:05弓折岳14:25-15:00鏡平15:20-シシウドガ原16:00-17:30わさび平小屋17:45-ビジターセンター(登山届提出)19:05-車戻り19:20
行動時間 13時間05分(1:05分以上の休憩、水晶池20分、弓折岳20分を含む)
**参照 小屋-(0:50)-水晶池-(2:30)-岩苔乗越-(1:25)-三俣山荘-(2:30)-双六小屋-(1:20)-弓折岳-(0:30)-鏡平山荘-(3:10)-わさび平小屋-(1:15)-車戻り 合計時間13時間30分
一応、地図のコースタイムよりは、全日程で上回っているので、地図で計画を立てて行動することに一定の合理性があると考えられる。
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