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2017年06月26日05:05

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丸谷才一『食通知つたかぶり』文藝春秋 1975年11月刊

昔読んだ本。
丸谷才一『食通知つたかぶり』題簽・序 石川淳 文藝春秋 1975年11月刊。

https://bookmeter.com/reviews/17847475
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9OG7A

文春文庫 1979年12月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8CIOO

中公文庫 2010年2月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/412205284X
「美味を訪ねて東奔西走、和漢洋の食を通して博識が舌上に転がすは香気充庖の文明批評。津々浦々の名店をめぐり、食べてはせっせと歩き、歩いてはせっせと食べた漫遊紀行。ところどころ文壇交遊録や、珍味佳肴をめぐる詞華集の趣きを呈したり…。夷齋學人・石川淳の序で幕開き、巻末では著者が、かつての担当編集者と共に往年の健啖ぶりを回想する。」

目次
序 石川淳
神戸の街で和漢洋食
長崎になほ存す幕末の味
信濃にはソバとサクラと
ヨコハマ 朝がゆ ホテルの洋食
岡山に西国一の鮨やあり
岐阜では鮎はオカズである
八十翁の京料理
伊賀と伊勢とは牛肉の国
利根の川風ウナギの匂ひ
九谷づくしで加賀料理
由緒正しい食ひ倒れ
神君以来の天ぷらの味
四国遍路はウドンで終る
裏日本随一のフランス料理
幸美としやれて長浜の鴨
春の築地の焼鳥丼

『文藝春秋』1972年10月号〜1975年5月号連載。

「『食通知つたかぶり』といふ「文藝春秋」の連載をこの[1975年]五月号で終つた。足かけ三年、日本中を食べて歩いたのだから、かなり同情されていいはずだが、みんなヤキモチをやくだけである。

『食通知つたかぶり』といふ題の、前半はまつたくの嘘であり、後半は、まあ、謙遜である。わたしと美食の関係について言へば、おほよそさうなるだろう。つまりわたしは食通ではいつこうないし、すこしは知つてゐることを書いたのだ。」
丸谷才一『男のポケット(新潮文庫)』新潮社 1979.5 p.36
https://www.amazon.co.jp/dp/4101169039

『文藝春秋』の連載を時々読んでいた記憶があります。
私が行ったことのある店は神田の蕎麦屋だけですけど。

読書メーター 丸谷才一の本棚(刊行年順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091201
の登録冊数は121冊です。

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