mixiユーザー(id:7016667)

2017年06月01日20:53

145 view

良薬を甘くする技術

うちの相方は「悪い虫」がつきやすい。小柄で気弱な中学生くらいに見えるので「拒絶されにくい」と思われるのだろう。病院勤務でソーシャルワーカーと言う立場柄、相談業務で親身になっていると男性患者に「勘違い」を誘発しやすいそうだ。その中でも「最大の虫」が私ではあるが(笑)。

相方は見知らぬ相手にはなかなか拒絶ができないがごく親しい身内相手にはめっぽう強気になる。絶対に反撃してこないという信頼があればこそだろうとは思うが、見知らぬ相手にも拒絶するべき時はその強気をいくらか出して欲しいものである。(私とて「口答え」くらいはするし、相方によると「その口答えだけでも十分脅威だからバランス取れてるんじゃないの?」とのこと)


昨日も最寄り駅に合い方をお迎えに行き、帰り道でツラツラと話をした。帰宅が遅くなったのは、相談業務に乗っていた50代のおっさん患者が業務とは無関係な話を延々と喋り続けたからだと。そして、そのおっさんに手やら頭やらを触られたという。

私「それはK院長にちゃんと言って注意してもらわないと。」
相方「でもK先生もああいう性格だから、なかなか強いことが言えないみたいで・・・」

相方の勤務先の医院は院長のKさん以外は女性スタッフばかり5名である。
そして誰もが皆「キツい事を言えない性格」をしている。

私「マイペースな新人のNさんの指導でも全員が厳しいことを直接は言わないもんだからなぁ。Nさんはつらいところだよな」
相方「皆が優しくて、厳しいことを言わないのにつらいってどういうこと?」
私「本当に何も不満が無くて言わないのならいいんだが、内心の不満を持ってて言わないなら肝心のNさんだけが蚊帳の外じゃないか。知らぬは本人ばかなり。知らせてもらえないから直す機会も成長する機会も得られてない。つらい環境だよ」
相方「やんわりとは伝えてるけど」
私「直してもらいたいって言う真意が伝わってないなら言ってないのとさほど変わらんよ。取りにくいボールを投げて相手が取れないのが悪いって感じだ。相手にとって耳が痛い、良薬をなるべく苦くなくする技術、アサーションが必要なんじゃないかね?今の俺が君に話してるこれもその一種かな」

アドバイスは聞いた相手に変わってもらう、少なくとも考えてもらうのが目的だ。特に苦言など相手が聞きづらいこと、自分も言いにくいことをどれだけ伝えられるかがキモなのではないか。

3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年06月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930