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2017年05月13日22:12

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映画「美女と野獣」感想

単に「美女と野獣」と記しただけではどの「美女と野獣」かわからないくらいに映画化されている作品。知っているだけでアニメが1作、実写が3作。
ここでは当然最近公開された2017年ディズニー実写版。

さて、アニメをベースとする実写ということで、上映時間は100分くらいだと思っていた。それが実際には何と130分の大作となっていた。
アニメ版の完成度の高さから考えて、時間が延びた分だけ冗長になっているのではという危惧があったが、実際に鑑賞すると杞憂であったことがわかった。
時間が延びた分、物語に奥行きと深さが加えられていた。
ベルの家庭が父子家庭である理由とか、野獣の、そして野獣と共に異形化した使用人の心情描写がより丁寧になっていた。
そして、完璧なオリジナル楽曲に加えられた新曲(?)も見事に作品の中で調和していた。
映像的には、アニメにおけるお伽噺感が払拭され、リアルな描写によるドラマ性の高まりが感じられた。

全体的にアニメ原作を超えた傑作となっており、世界的なヒットとなっているのも納得だった。

ただ観て気になった点が2つあり、ひとつは終盤の野獣の跳ね回るアクション、もうひとつは王子が野獣化していた期間についてちょっと首をかしげさせるラストの演出。

ちなみに、LGBT的な要素が入っているのも、現代の作品らしい。

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