「攻殻機動隊」のハリウッド実写版。
正直言って、あまり期待しないで観に行った。
実際に観て、やはり、それなりの作品でしかなかった。
随所に1995年のアニメ版をなぞったシーンが出てくるが、物語の本質は変更されている。
原作の世界設定に「9課」の概念を残した別作品である。
そして、物語が陳腐で説得力に欠けるものとなっていた点が残念で、特に終盤は眠たかった。
また、映像的にも特筆すべき点は特になかったが、「少佐」のシルエットが極めて肉襦袢的だったことがとても残念だった。
その中で、ジュリエット・ビノシュは、「ゴジラ」に引き続き、科学者役としていい味を出していた。
ちなみに、以前から思っているのだが、個人的には、アニメでも実写でもいいので、原作にある少佐の性格をベースとした映像作品を観てみたい。
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