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2017年03月28日05:36

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みなもと太郎『風雲児たち 幕末編 16 (SPコミックス)』リイド社 2010年1月刊

2011年6月に読んだマンガ。
みなもと太郎『風雲児たち 幕末編 16 (SPコミックス)』リイド社 2010年1月刊。2011年6月22日読了。

http://bookmeter.com/cmt/11848745
http://bookmeter.com/b/4845837102
https://www.amazon.co.jp/dp/4845837102
https://www.leed.co.jp/9784845837106

「中条省平氏、激賞!! 『あまりに壮大で…』
七転八倒の幕府と諸藩、大騒ぎの日本は…歴史大河ギャグ!!

あまりに壮大で破天荒な近代日本の序曲。
『風雲児たち 幕末編』と比べれば、『坂の上の雲』さえ、ささやかな後日談にすぎない。
(学習院大学教授・中条省平)

■目次■
第一章 さらばプチャーチン
第二章 密勅降下
第三章 水戸家大パニック
第四章 土佐の憂鬱
第五章 招かれざる客
第六章 逃避行」

ウィキペディア みなもと太郎
https://goo.gl/Hx4n1M

ウィキペディア 『風雲児たち』
https://goo.gl/s3HA9l

「[1979年頃? 潮出版社『月刊少年ワールド』]編集部からの依頼は、幕末の群像を五稜郭陥落まで単行本10巻程度でまとめてほしいというものであったが、幕末の状況はそもそも江戸幕府の成立に根があるとの作者みなもとの判断により、関ヶ原の戦いより執筆を開始[1979年7月連載開始]」

2001年から『コミック乱』で連載されている歴史大河ギャグ漫画の十六冊目。

表紙カバー絵は川路聖謨。

本巻の登場人物は
孝明天皇
井伊直弼
西郷隆盛
岩倉具視
坂本竜馬
武市半平太
岡田以蔵
大村益次郎
福沢諭吉
など。

安政の大獄が始まりました。
物語の展開とは関係ありませんが、第二章の最初の、暦に使われる十干十二支の説明が分かりやすくて勉強になりました。

「えーー…… この忙しい時に とーーとつでございますが 季節はずれな干支(えと)の話をいたします 干支といえば みなさん 下の「十二支(じゅうにし)はよく御存じでしょうが 

子 ね し 
丑 うし ちゅう 
寅 とら いん 
卯 う ぼう 
辰 たつ しん 
巳 み し 
午 うま ご 
未 ひつじ び 
申 さる しん 
酉 とり ゆう 
戌 いぬ じゅつ 
亥 い がい   

実はもう一つ近頃めったに使われない「十干(じっかん)というのがありまして 十干・十二支の二つを順番にくっつけるのが 干支(えと・かんし))という訳です 

甲 こう きのえ 
乙 おつ きのと 
丙 へい ひのえ 
丁 てい ひのと 
戊 ぼ つちのえ 
己 き つちのと 
庚 こう かのえ 
辛 しん かのと 
壬 じん みずのえ 
癸 き みずのと   

昔の暦(カレンダー)は 一年毎にも 一日毎にも 十干十二支が記されていました これは日本だけでなく今も漢字圏の国々に共通しています 

六十年経つと暦が元に還るので「赤ん坊に戻った」などとぬかして「還暦祝い」をやるのです 昔の平均寿命では めったに一生の間に同じ暦に出会わないし 日本の年号は西暦と違ってやたら短いので 大きな事件が起こると十干十二支で記憶(記録)される事が多いのです  

古くは西暦672年に起こった「壬申の乱」(みずのえ さる) 
中国で1911年に起こった辛亥(しんがい)革命 (かのと い) 
大正13年に完成した甲子園球場(きのえ ね) 
ペリーがやって来たのが嘉永6年(1853)の癸丑(きちゅう・みずのと うし)  

幕末は1853年の「癸丑」に始まり 1868年の「戊辰(ぼしん)」戦争で終わる訳です(つちのえ たつ)」 p.38 第二章 密勅降下  

私は、十二支は憶えていますが、十干の方がなかなか憶えられません。
ウィキペディアによれば、陰陽五行思想の木・火・土・金・水に対応しているのだそうですが。

読書メーター みなもと太郎の本棚
http://bookmeter.com/u/32140/cat/14352
の登録冊数は61冊で、そのほとんどが『風雲児たち』です。

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