mixiユーザー(id:6542560)

2017年02月13日07:58

223 view

岡山でも1反歩

 先週は久しぶりの長期ロケで中国地方へ向かったので、3日間に分けて報告
する。最初の目的地は岡山県。菜園付き物件の一例を取材したのだが、この地
を編集部が選んだのは温暖だからであろう。本の発売日が3月3日なのに、畑
が真っ白な雪の写真では洒落にならない。編集部の情報によれば愛知・岐阜方
面へ向かったスタッフは雪に苦労したそうで、2月ではよくある話。少しくら
いの雪はご愛敬だが、大雪となれば話も変わってくる。私らも季節と同時進行
では動けないので、そういう隠れた苦労はあるのだ。
 で、幸いにも到着した岡山県矢掛町はピーカン晴れ。雪のゆの字もない。合
流したママさんカメラマンもやる気満々で、けっこう高そうな衣装をまとって
いたのに植物の棘だらけ(笑)。撮影に集中してそんなことは気にしていられ
なかったのだが、親切な地元の人がガムテープで丁寧に棘を剥がしてくれてい
た。彼女は昔、パンプスでどろどろの田んぼの中を駆け回っていた記憶もある
が、やっぱり田舎の仕事をするときの服装は考えた方がいい。普段はブライダ
ルの撮影が多い人なので、そうなるのもわかるのだが。
 話を菜園に戻すと、さすがに岡山の瀬戸内側は気温が高く、畑にはリーフレ
タスやブロッコリー、ネギなどがいっぱい。撮影した畑は休耕地だが、80坪
弱で1世帯でも野菜を作れば余るくらいだろう。この周辺に近い将来売買可能
な田んぼもあり、田畑を合わせると1反歩(300坪)ちょっと。市役所の担
当者に確認すると、「3条申請が通りますよ。就農者の受け入れにも力を入れ
ていますから」という。先月の山形県尾花沢市もそうだったが、農地取得の下
限面積を5反歩から1反歩に緩和している地域が増えているのだ。福島県にも
事例はあるが、まだまだ少ない。移住者受け入れの課題の1つだろう。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する